高知県長岡郡の大豊町で、シャクヤクという植物を使って、耕作放棄地を再生する取り組みが始まっています。
シャクヤクと言われて思い出すのは、日本の慣用句。
美しい人の例えとして「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」と言われますが、その通り、美しい花なのです。
中心となっているのは「大豊シャクヤクの会」
image by otoyopeony.com
大豊町八畝地区で活動する「大豊シャクヤクの会」のみなさんは、会員6名。
この活動の中心となっている方々です。
約4千平方メートルの土地に約1,300株のシャクヤクを育てています。
また、伝統作物の地キビやモチキビを使った焼酎づくりや、竹林整備にも取り組んでいます。
この活動には高知大学や県外大学の学生も参加し、ほぼ毎週、大豊まで作業に訪れてくれているそう。
「グッドライフアワード」特別賞受賞!
そして今回、環境省が行った、環境と社会に良い暮らしをテーマにした「グッドライフアワード」の特別賞に選ばれました。
全国155団体が応募し、ネットの国民投票などを経て選ばれたそうです。
受賞の決め手は、シャクヤクの美しさと、地元住民や学生らの協働による地道な活動です。
取組がきちんと評価され、持続的になるのは本当に良いことだと思います。
寄稿者: 川村真由美
「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。
「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。
o