
青森県で栽培されている「南部太ネギ」をご存知ですか。
その名の通りとても大きいネギで、なんと1本の長さが1m、重さは約550gもあります。
普通の太いネギは1本約130gなので、普通のネギの4本分ということから、ずっしり重量級なのがわかります。
栽培が難しく消滅の危機に
image by facebook.com/nanbuhutonegi
南部太ネギの特徴は、緑の部分にえぐみもなく、食べやすい甘い味。
ネギの糖度が高いため、通常のネギの1.5倍甘いそうです。
生で食べることもあるくらい美味しいネギなんです。
ただし、栽培するのは難しく、柔らかいがゆえに、根元に土が入ったり、ぐにゃりと曲がって育ってしまうのだとか。
加えて大きいことで流通コストもかさみます。
そのような背景もあって、だんだんと生産者が減り、数年前まで絶滅寸前の幻の野菜となっていました。
復活のきっかけは高校生!

きっかけは2012年の春のことです。
名久井農業高校に赴任してきた先生が南部太ネギの存在を知り、高校生とともに復活へむけて活動を開始することになったのです。
しかし、「この人なら栽培しているかも?」と目星をつけた農家さんに聞いても、誰も栽培していません。
「既に絶滅したんじゃないか」「誰も作ってないんじゃないか」と言われながら、諦めずに探し続けると、やっとたったひとりの生産者の方にたどり着きました。
わずか数件と言われていた南部太ネギを栽培する農家は、いつの間にかたった1件しかなくなっていたのです。
その当時、南部太ネギを買える場所は地元の直売所にあったのですが、単なる「ネギ」として販売していたため、地元でもその存在を知らない方が多かったそうです。
高校生たちは、この農家さんから南部太ネギの種を分けてもらい、試行錯誤を繰り返しながら現在も育て続けています。
そのかいもあって、現在では南部太ネギを栽培する農家の数も10名に増やすことができました。
高校生が出演する、甘酸っぱいCMも作られ、PRもがんばっています!!
焼くだけでもおいしいこのネギですが、鍋料理にもばっちり合うとのこと。
寒さで野菜が美味しくなる今の時期、一度ご賞味してみてはいかがでしょうか。