下北半島最北端にして、本州最北端の町、大間町。
ここでゲリラ的なまちおこしを企てているのが「あおぞら組」です。
彼らの活動で最も特徴的なのが「旗振りウェルカム活動」。
津軽海峡を渡ってくるフェリーに対して、「大漁」と書かれた大きな旗を振り、「よーぐ来たのー」と大声を張り上げて観光客を迎え入れるイベントです。
組員で、大間町の隣に位置する風間浦村で「たらこカフェ」を経営する古河たらこさんは、このかつ小津について、こんな風に言っています。
旗振り、人生変わりますよ。ヘンな自己啓発セミナーに行くより、旗振ったほうがいい。
出典元: 『ソトコト』No.193
たらこさんは現在フリーランスのデザイナーとして活動しており、地元企業や商店のオリジナル商品のデザインを多数担当しています。
しかし元々は自分が生まれ育った風間浦村が大嫌いだったのだとか。
しかし、そんな彼女が今は方言丸出しの大声で旗を振り、地元のまちおこしを行っているのです。
「何かあるはず」という気持ちで地域を見てみる
この記事を読んで「あおぞら組」や「大間町」に興味を持った人は、ぜひ下北半島に訪れてみてください。
そして、もし自分が「ちょっと地元にコンプレックスがある」とか「うちの地元は何にもないよ」と思っているのなら、大間町に行ったあとに地元に帰ってみませんか?
「何もないよ」と思っているうちは何も見つからないもの。
逆に「何かあるはず」という視点で見れば、実は面白い地元に気づけるかもしれません。
大間町であおぞら組の活動を直接見たり聞いたりすれば、きっとそういう視点が身につくはずではないかと思います。
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フリーライター。ファッションやサブカル、ビジネス、自己啓発など守備範囲は広い。筋トレと山をこよなく愛し、時には仕事そっちのけで山にこもる。ウェブとリアルをつなげるライティングが持ち味。