大ブームを引き起こした龍馬伝
龍馬伝は2010年より約1年間に渡って放送され、一時ブームとなりました。
それから数年経った現在、舞台となった高知や長崎では観光客が増えたと言われています。
では最終的にはどれくらい経済効果があったのでしょうか?
放送開始直後の試算
放送開始直後の予測では長崎が210億円、高知ではなんと234億円の経済効果が
あると試算されています。
大河ドラマ一本で県の総生産の1%近くに達する経済効果は中々のものです。
当時から龍馬伝が期待されていたことが分かる数字となっています。
地元では観光客が激増
龍馬伝の放送後、舞台となった場所では観光客が激増しています。
過去に放映された大河ドラマと比較した一覧がありますが、放映された他のドラマと
比較して龍馬伝は群を抜いています。
坂本龍馬の人気と現代人の考えがうまくマッチした数字と言えます。
『龍馬伝』ブームで地方の観光客が激増!意外なほど大きい大河ドラマの「地域潤し効果」|これが気になる!|ダイヤモンド・オンライン
高知では535億円の経済効果
最終的に高知県では535億円の経済効果があったと言われています。
当初の予測が234億円ですから、およそ2.3倍の結果となりました。
この数値を見る限り、龍馬伝の波及効果はかなりのものであったと考えられます。
2008年の高知県の県内総生産と比較して2.4%に相当するそうです。
長崎は龍馬伝効果で観光客増
長崎県で放送終了直後に出されたデータでは、およそ182億円の経済効果が
あったと資産されています。
ドラマの効果で100万人以上の観光客が訪れたと考えられています。
アンケート結果を見る限り、龍馬伝の影響で訪れた人の割合が6割を超えています。
軍師官兵衛にも注目が集まる
龍馬伝による経済効果は、近年の大河ドラマの中でも抜きん出た結果となっていました。
ドラマの面白さも影響していますが、現代人が坂本龍馬のような人物を
求めているからではないかとする分析もあります。
現在放送中の軍師官兵衛も好評で、舞台となっている姫路では大きな経済効果が期待されています。
大河ドラマによって地方経済も潤っていくことでしょう。
今後は軍師官兵衛による経済効果を期待するばかりです。