京都のまちづくりを支えるファシリテーター集団が大事にしている3つのこと – 場とつながりラボhome’s vi

オカダタクヤ


地域コーディネーター

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「京都のまちづくりを影で支える、最強の地域の黒子集団」と紹介したら良いですか。

と尋ねると、「いやいや、そんなの畏れ多いです!」と答えるのは、官・民の様々な場でのファシリテーションを手掛ける「場とつながりラボhome’s vi」(ホームズビー)の荒川崇志さんと、篠原幸子さんです。

お二人は、ファシリテーターとして、行政からの委託を受けたり、民間企業の研修など、ファシリテーションの技術を活かして場作りを行っていらっしゃいます。

「京都市未来まちづくり100人委員会」をはじめ、実績も多数あるのですが、ファシリテーションという、かたちが見えづらい分野のためか、なかなか紹介が難しいと言います。

ファシリテーションで心がけていることは何ですかという問にも、

「地域の繋がりが広いんです。

依頼元によって、対象もバラバラなので、それぞれにそれぞれようにカスタマイズしているような感じですね」

となんだかはぐらかされているような・・・。

しかし、実績も成果もホンモノのファシリテーション集団なのは間違いないんです。

聞いていく中で見えてきた、大事にしている3つのこととは?

ファシリテーター集団が大事にしている3つのこと

1396608089image by homes-vi.org

1. 関係性の構築

私たちが大事にしているし、大切にしているのは「関係性の構築」です。

関係性を作らなければ、結果も出ないんです。

そこを大事にしていると、成果も見えにくいのですが、「急がばまわれ」だとして、クライアントにも理解してもらって、やるようにしています。

「関係性の構築」というのは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱している「成功循環モデル」に則っています。

組織に成功をもたらす基本的な考え方とされていて、グッドサイクルとバッドサイクルがあるとされています。

私たちは、グッドサイクルをつくるようにしてるんですね。

関係性の構築のためには、相互理解を深め、お互いを尊重し、一緒に考えることが大事です。

短期的には成果が見えないので理解を得られにくいのですが、このサイクルの図も見せながら説明し、理解してもらうようにしています。

実際、関係性の構築をしっかりやれば、3年たっても繋がりが続いていて、新しいことに結びつくということもあります。

2. musubiサイクル

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musubiとは、日本の神道の根本概念である「産霊(むすび)」のことです。

「万物を産んで育んでいく神秘的な力」という意味です。

はじめは小さな思いだったものが、大きく、ハイレベルなものになっていくというように考えています。

だから私たちは、ラボであるということを大事にしています。

やってみるということが大事で、プロトタイピングして、それがどうだったのかを振り返りながらやるしかないと思います。

実験をしながら前に進みながらやっていく。

自分たちが前に進むために仲間がいる。

そんなふうに考えています。

「本当にあなたがしたいことは何?」

というのを問いかけることから始めて、関わりあって、活かしあえるようになればと考えています。

3. 内側から動機をわき起こす

人が動く時は、言われてやることはパワフルではありません。

自分からやりたいという気持ちをもつことが大事です。

「なぜ自分がやろうとしているのか」を自分がわかっている状態が強いんですよね。

私たちがワークショップなどを通してやりたいのは、内発的動機を生み出していくことなんです。

本質的に地域と人が変わっていくファシリテーション

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「今日はすごく話を聞いてもらえた。気持ち良い。」そんな気持ちを、安心・安全の場で体験してもらうことで、その人の人生は向上していくと考えています。

みんなにスポットが当たるような文化にできれば良いなと思います。

本気で、街や組織を変えたい人、変わるはずだと信じている人、そんな街や組織の力を信じている人と共にやっていきたいですね。

誰も見たことがないようなチャレンジを一緒に生み出せると良いですね。

ABOUTこの記事をかいた人

オカダタクヤ

地域の魅力を「つなぐ・つたえる」。全国を旅しながらローカルメディア運営、クラウドファンディング、講座セミナー等の事務局長を行ってます。執筆・お仕事のお問い合わせは、help@machi-log.net までご連絡ください。