日本を代表する名山といえば、富士山でしょう。富士山といえば、何よりもその山としての美しさが注目され、フォトジェニックな景色には誰もが心惹かれるものがあります。
2月23日は #富士山の日
2月23日は、その語呂から「富士山の日」とされていることをご存知ですか。静岡県と山梨県の両県が定めており、静岡県の一部では学校などが休みになったり、山梨県では一部の施設で割引になったりします。
Twitterで調べてみると、 #富士山の というハッシュタグで、多数のつぶやきがあり、いろいろな富士山を見ることができます。
いかに多くの人に富士山が愛されているかがわかります。
年間登山客の3割は外国人
富士山といえば、約5年前に富士山ブームがあり、年間30万人を超える登山客で賑わっていました。しかしその後一転し減少していたのですが、2017年のシーズンを通しての登山客はおよそ28.5万人となり、2016年に比べて約3.9万人増加しています。
この数字は、各登山道の8合目付近に設置されたセンサーでカウントしたものであるため、これより低い地点までの登山者も合わせるも、さらに多くの方が富士山に登っていると思われます。
一説ではこの登山客の約3割が外国人観光客ともされています。日本人が富士山に美しさを感じるのと同様に、外国人も富士山を美しい山と捉え、一度はこの目で見てみたいと考えているようです。
こちらの動画も約34万回再生されており、各国の言語でコメントも入れられています。
登山しやすい環境が整っていることが魅力
外国人旅行者が参照するガイドサイトであるトリップアドバイザーでも、富士山の魅力を伝えるインフォグラフィックスが作成されており、その魅力が世界に発信されています。
2017年の末には、富士山の世界文化遺産登録を期に準備が進んでいた「静岡県富士山世界遺産センター」もオープンし、新たな観光地ともなっています。
センターからの富士山の眺めも格別なようです。
今日は富士山の日なので、例年の如く昨年の富士山の日以降に撮った富士山の写真を・・・。
1枚目は言わずもがな。
2枚目は山宮浅間神社から遥拝する富士山。
3枚目は静岡県富士山世界遺産センターからの逆さ富士。
4枚目は七合目からのご来光。#富士山の日 pic.twitter.com/Y5uz1zHgi2— ろのべぇ (@516ronove) 2018年2月23日
【先週の人気記事】静岡県富士宮市にある、坂茂建築設計が手がけた〈静岡県富士山世界遺産センター〉。屋上からの眺めが壮観です!
⇒ https://t.co/tWr3VorDWa#富士山の日 pic.twitter.com/SAljw2WDu1— Casa BRUTUS (@CasaBRUTUS) 2018年2月23日
世界文化遺産登録もあり、日本の観光地としてますます注目を集める富士山ですが、従来から指摘のあるごみ問題や、登山客増加による環境汚染問題なども、喫緊で取り組まなければならない課題となっています。
良い面ばかりを見ることなく、課題となっている面にも目を向けて、手遅れになる前に対応していくことが求められているでしょう。