PR for アグリテックサミット2017
いま「儲かる農業」という言葉が、にわかに注目を集めています。
カギを握るのは、ICT(情報通信技術)/IoT(モノのインターネット)、ロボット技術です。
これらを農業分野に持ち込み「AgriTech(アグリテック)」と呼ばれる動きが加速しています。
「スマート農業」、「農業IoT」などとも呼ばれ、徐々に普及し始めています。
「儲かる農業」を実現するアグリテック
アグリテックが農業にもたらすのは、ノウハウの共有と作業効率化の2つの成果です。
アグリテックは、熟練の農家のような収量の増加や品質の向上が期待できると言われています。
アグリテックの3つのポイント
まず各種センサー類による、データ取得が上げられます。農業用ドローンや、リモートセンシングなどの技術により、人間が見えないようなデータの取得が可能となり、農作物の状況が客観的にわかるようになります。
次に人工知能やビッグデータ解析による、ノウハウの共有や、データに基づく予想です。
ベテラン農家が経験や勘などで導いてきた高度な判断を、各種データにより、客観的に導くことが可能になります。そのため、非経験者や就農したてなどの状況であっても、安定した生産をもたらすことに繋がります。
最後に、自動や半自動で作業する機器・設備の充実です。
技術革新により、人間では困難な精密で効率的な作業も可能になり、農業の担い手減少の課題解決と、作付面積の増加などに寄与すると期待されています。
省庁連携のルール改正、民間の技術革新に期待
政府も、「日本の農業がV字回復するための切り札」としてアグリテックを位置付けています。
実際、農林水産省を中心に積極的な研究開発・普及推進政策が打ち出され、省庁連携の取り組みも進んでいます。
合わせて、現場に普及させていくには製造・販売等を手がける民間企業の技術開発の加速も求められており、積極的な規制緩和等が検討されています。
アグリテック先進地で学ぶ機会
日本でも徐々に進んでいるアグリテック。
その先進地のひとつが宮崎県の新富町です。
早くからハウス内のデータ取得等を通じ、収量の増加につなげた農家や、アグリテックで農業に革新をもたらそうという新規就農者など、若手からベテランまで、アグリテックをキーワードに積極的な活動が取り組まれています。
11月19日には、「アグリテックサミット2017」と題し、広くアグリテックの実情を語るイベントも開催されます。
「儲かる農業に関心がある農家さんを中心に、多くの人が集まり、農業が変わるきっかけにできれば」と、主催者は語ります。
入場無料。農業に関わる方は避けて通れない「アグリテック」。多くの農業従事者が集う会になることが期待されています。