毎週土曜日朝8:15から放送中の農業ビジネスについて考える宮崎MRTラジオ「稼ぐ農家ラジオ」。10月15日分をまとめました。
農業の課題「新規就農者が少ない」「農業≠ビジネス」
先週に引き続き宮崎県綾町で有機農業を営む北野さんを迎えた稼ぐ農家ラジオ。まずは “農業の課題” についての話題からスタートしました。
前回のラジオ:「稼ぐ農家ラジオ」-“農業は嫌” から “農業は宝”に。有機農業のまち・宮崎県綾町
北野さんによると、農業の課題としてまず第1に挙げられるのが新規就農をする人が少ないということ。
更に、就農する人がいたとしても一般企業のような視野に立って農業を動かしていこう、規模を大きくしていこう、従業員をやとっていこうというような意識でやられている人が少ないと感じられるそうです。
どこに目を向ける? 「自分の人生」「日本の農業の未来」
農業が抱える課題について話が展開する中、印象に残ったのは、農業のカタチのお話。
新規就農をされる方はどちらかというと自分たちが食べるものをつくって家族でゆったりと過ごす「ゆとりある人生」に目を向ける方が多い。
それは悪いことではなく美しいこと。しかしながらそれでは「日本の食を支える」農業としてみたときにパワーが足りない。
北野さんはこのように語られていました。ただ単に農業を始める人が増えるのではなく、農業を始める先にある意識も大切なのだと感じました。