奈良県高市郡明日香村は年間約80万人もの観光客が訪れる村。村にはこれまでホテルはなく、初となるホテルが星野リゾートによって近い将来実現される模様です。
日本の特別な地。「明日香法」に守られる村
写真:飛鳥歴史公園 明日香村にある石舞台古墳
奈良県のほぼ中央に位置する奈良県高市郡明日香村は人口5,700人余りの村。今年、村制60周年を迎えています。
日本で特別とされる所以は古代国家誕生の地であることから。592年に推古天皇が即位してから694年に藤原京に遷都されるまでの約100年間、この地は政治文化の中心として栄えました。村には当時の歴史を知る歴史的・文化的資産が村の全域にわたり数多く存在しています。
これらの貴重な資産とその環境を守るため、昭和55年、村の歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法として「明日香法」が制定されました。
京都や奈良、鎌倉など日本の古都を守るための「古都保存法」がありますが、この「明日香法」は、「古都保存法」の特例として制定されています。
参照元:国土交通省 歴史まちづくり 明日香法, 明日香村ホームページ