宮崎県が世界一チャレンジしやすい町に向けて、行動をし続けている。
2015年5月に創立された民間の経営者らによる創業を支援する団体「宮崎スタートアップバレー」。
この宮崎スタートアップバレーが支援する団体「Miyazaki basecamp」が歴史上ではじめて、プラネタリウムを貸しきってプレゼンテーション大会を開催。
チャレンジャーとチャレンジャーを応援する観客ら約300人が県内外から集結し「DREAM PRESENTATION in Miyazaki」が開催されました。
飛び出す公務員が地域を動かす!
Miyazaki basecampは、宮崎市の中心市街地でのコミュニティ活動を行っています。
「当日の午前中の街中でゴミ拾い活動を行い、午後からイベントの準備を行いました。」(写真:共同代表の西さん)
イベントの翌日には、街中で木材を活用したワークショップを開催していたというから驚きです。
「このままでいいのか?」
共同代表の池袋さんは、市役所員として、中心市街地の仕事に携わる過程で、子供達にどのような未来を残せるのか?考え、Miyazaki basecampを創設。
宮崎のまちなかがもっと面白く、笑顔で溢れる町にしたいという想いで、今回のプレゼンテーション大会を企画・実行しました。
当日のプレゼンテーションの風景
当日のプレゼンテーションの風景は、米国発のプレゼンテーションイベント「TED」さながら。
プラネタリウムで投影される満点の星空の元「the sky is the limit=可能性は無限大」というプレゼンテーション大会のコンセプトにそってそれぞれの想いや夢が語られました。
プレゼンテーターが涙する場面も
今回このプレゼンテーション大会の5名の登壇者は、前述した宮崎スタートアップバレーのメンバー達。
「宮崎県を世界一チャレンジしやすい社会にする」
という使命のもと、メンバーそれぞれが企業や団体の役員をつとめる傍らボランティアで活動に携わっています。
NPO法人まちづくりGIFTの齋藤氏は、宮崎県の感謝の気持ちとこれからの夢について
株式会社インタークロスの小川社長は「はたらく」をテーマに宮崎への想いについて
宮崎市出身で東京のベンチャー企業を経営する齋藤隆太氏は、「後悔しない選択をする大切さ」について
地産地消「九州パンケーキ」を世界ブランドにするために挑戦している村岡浩司氏は自身の幼少期の経験と世界展開への挑戦について
生まれ育った町宮崎県都城市に貢献する想いを語った
チャレンジしやすい社会へ向けて
今回のイベントは、NHKで放送された以外にもSNSなどでも拡散され、大きな反響を巻き起こしています。
Miyazaki basecampにも「活動に参加したい」「応援したい」という問い合わせが増えているそう。
市民が自ら動き出し、新しい地域の文化が動きだしています。
Miyazaki basecampは、プレゼンテーション講座や1年後にも同様にイベントを開催する予定があるといいます。
この活動の積み重ねを地域イノベーションと呼ぶのかもしれません。
今後も宮崎県から目が離せません。