現在日本にある世界遺産は19つ。知っているようで知らない日本の世界遺産についてまとめてみました。
日本で1番世界遺産がある都道府県は奈良県
日本で1番世界遺産の数が多い都道府県は奈良県。日本で初めて世界遺産登録された「法隆寺地域の仏教建造物」、続いて登録された「古都奈良の文化財」、「紀伊山地の霊場と参詣道」の計3つが奈良県にあります。
2位以下は県内に2つの世界遺産を有する静岡県 (富士山-信仰の対象と芸術の源泉、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)、広島県 (原爆ドーム、厳島神社)、鹿児島県 (屋久島、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)。
残るは四国地方だけ! 日本国内の世界遺産
北は北海道、南は沖縄まで日本各地に点在する世界遺産。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州地方においてまだ世界遺産登録のない地方は四国地方のみ。
四国では「四国八十八カ所霊場と遍路道」を世界遺産登録すべく、協議会が活動しています。
参照元:四国八十八カ所霊場と遍路道 世界遺産登録推進協議会
日本初の世界遺産登録から20年以上登録を待ち続けているのは!?
初めて日本で世界遺産の登録がなされたのは1993年。奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」、兵庫県の「姫路城」、鹿児島県の「屋久島」、青森県・秋田県の「白神山地」が同年に登録されました。
その時から登録を待ち続けているのは神奈川県鎌倉市の「古都鎌倉の寺院・神社」と滋賀県の「彦根城」。
世界遺産には世界遺産登録の暫定リストがあり、現在計10件が登録されています。「古都鎌倉の寺院・神社」、「彦根城」は1993年から現在まで世界遺産の登録を待って暫定リストに記載され続けています。
参照元:外務省 我が国の世界遺産一覧