オーガニックを超えたワイルドクラフトとは?
オーガニックという言葉を耳にすることは増えてきましたが、ワイルドクラフトという言葉はまだ馴染みがないのではないでしょうか。
オーガニックとは、食品などでは農薬や化学肥料を使用しない材料やその製品などを指します。
ワイルドクラフトというのはもう一歩進んでいて、有機肥料も使わず、不耕起(耕さない)、自然農の栽培坊法です。
私も数年前から、自然農での米作りを行うNPO「農に学ぶ環境教育ネットワーク」に参加しています。
自然の力を借りて栽培された作物はとても力強く、植物本来の力を持っています。
今回ご紹介するのは、古都奈良、標高400~500mの大和高原の都祁(つげ)で自然農で栽培されている「健一自然農園」のお茶を使ったプロダクトです。
お茶づくりをしている伊川健一さんは、20歳のころから自然農法での茶づくりを続けています。
国産ワイルドクラフトコスメQUON(クオン)
ブランド名には、「ある事柄がいつまでも続くこと」という日本古来の言葉「久遠」から来ています。
まさにサスティナブルの精神を表している言葉です。
大和茶の茶葉と茶花、茶実をすべて使っています。
エキスの抽出にも触媒に水のみを用いている画期的な方法で抽出しています。
お茶以外にも静岡県産のアロエベラ、新潟県産スギなどたくさんの国産自然原料を使用することによって、日本の農業や林業の活性化に役立っています。
また、パッケージには間伐材を使った漉き紙を利用しており、抽出や紙漉きは、障がい者支援施設で行われており、
障がいのある方の雇用と自立に役立っています。
2013年度 グッドデザイン賞
2014年度 ソーシャルプロダクツ・アワード大賞 受賞