箱根町の1015年9月から12月にかけてのふるさと納税の寄付金額が5億2000万円を超えたことが話題になっています。
2014年の同期の寄付金額が285万4000円だったことと比較すると、実に180倍も集まっていることになります。
その原動力は何だったのでしょうか。
カード決済とポイント制度
箱根町では、2015年9月から寄付金の支払いを方法を拡充しました。
従来の金融機関での振り込みに加えて、クレジットカード決済を追加。
また仕組みも変更し、寄付金1万円につき400ポイントを付与し、そのポイント数に応じてリストから希望の返礼品を選択できるようにしました。
ポイントで交換できるのは、町の名産品や宿泊補助券や食事券などとなっています。
箱根への応援の声も集まる
その他の要因として、昨年の5月以降、箱根山・大涌谷周辺での火山活動活発化により、観光客が激減し、観光産業が大きな打撃を受けました。
ふるさと納税が増えた背景には、ファンからの応援もあったと考えられ、町のホームページでは、「箱根が大好き!」「応援しています」といった応援メッセージも紹介されています。
ふるさと納税で繋がりを作る
「応援」としても大きな金額が集まった今回のふるさと納税。
実際に、観光客の激減により、入湯税収入は2億から3億円が減ると見込まれていた同町にとって、ふるさと納税からの歳入組み込みは力強い支援になると考えられます。
観光振興などに役立てられることで、活用されることが望まれます。