1月3日、京都府亀岡市の穴太寺(あなおじ)で「福給会」(ふくたばえ)が開催されました。
300年以上続く伝統行事をご紹介します。
札3000枚が本堂からヒラヒラ
福給会とは、1から33番までの福札3000枚をまき、拾った番号によってくじが行われるというものです。
福札の中に3枚だけ赤札が入っており、その数少ない赤札を拾うと、1年の幸福を授かり、災いを免れ、長者になれると言われています。
穴太寺は「今昔物語集」にも登場する伝統あるお寺
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穴太寺は、全国の「身代わり観音」のモデルになったお寺とも言われています。
平安時代末期には観音霊場として『今昔物語集』のも登場しています。
ご本尊「聖観音立像」は秘仏でもあり、いつでも見られるわけではありませんが、特別拝観時のみの開帳されます。
江戸時代中期に作られた庭園もあります。
普段は観光客も少ないこともあり、心静かに散歩したいときなどにオススメです。