先日、新国立競技場に関する話題として、設計者である建築家の隈研吾さんと秋田県鹿角市の関係をご紹介しました。
今回はもう1つ、秋田県が関わるかもしれない未来の話題です。
新国立競技場の建設計画に採用されたA案では、多くの国産杉が使用されます。そう、秋田県には秋田杉があります。
秋田杉は新国立競技場に使用されるか?オリンピックと森林認証
秋田は、2020年東京オリンピック・パラリンピックを機に、秋田杉のPRを実現したいと考えています。
県農林水産部の橘政行森林技監は「樹種が杉に限定されたことで、秋田にとって参入の余地が広がる」と歓迎する。さらに「選手村など他の五輪関連施設にも波及する可能性がある」と期待を寄せる。
□出典:さきがけonTheWeb
ここで、1つ課題となるのが、国際的な森林認証の有無です。
五輪で使用する木材に必要な森林認証
実は、A案に対して「求められる質の木材を準備できるのか?」と不安視する声もあります。
そして、これが最大のネックなのだが、オリンピックに使われる木材は、森林認証を取っていることが世界標準になっていることだ。全森林が認証を受けている国さえある。
□出典:BLOGOS
現時点では残念ながら、秋田県内において第三者機関による国際的な森林認証を取得しているケースは少ないと言うのです。
秋田県として、本気で秋田杉のPRを狙うのであれば、これを機に森林認証の取得に対して早急に行動を起こす必要がありそうです。