スタンプラリーという企画は、商店街でよく行われています。
まずは、お客様に来店していただく。その「きっかけ」をつくるためには、有効的でしょう。問題は、その後のリピート購入・利用に繋がるかどうかです。
500円で買物スタンプラリー
秋田県秋田市でも、スタンプラリー企画がスタートしました。
秋田商工会議所は、秋田市内の123店舗が参加するワンコインスタンプラリーを7日に始める。500円の商品やサービスを各店が用意。買い物客はスタンプを3個集めて応募するとディナー券などの景品が当たる。
□出典:河北新報(Yahoo!ニュース)
こちらの企画は、今年で5回目となります。秋田市内のお店が一丸となって新規の顧客獲得を目指し、12月31日までの55日間行われます。
まずは来て貰う、知って貰う
このような企画を複数店舗で行うことにより、より多くの消費者へリーチできます。実際、この企画では、市内約8万世帯に対して2回の新聞折込を行っています。
まずは、お店に来て貰うこと。その後、どんな商品・サービスがあるのか知って貰う。小売業において、確かにこれは非常に重要です。
問題は、企画期間以外で来店して貰えるか
「その時しか、お客様が来ない。」という話をこのような企画でよく耳にします。
企画期間中に来店してくださったお客様へ、圧倒的に他者より勝る顧客価値を伝えられるかどうかが重要です。それが無ければ、「安い」以外にメリットを感じられず、安くない時には来ないという状況に陥ります。
商品・サービスのクオリティを高めるのは当然で、それに加えて、お客様の心を動かす情緒的な価値が必要になるでしょう。
そんなものは何も無いと諦めず、見つかるまで考え抜きましょう。それを発掘し、磨き、適切な方へ伝え続ければ、必ずリピーターになってくれるはずです。