1958年12月23日に完工した東京のシンボル “東京タワー”。パリのエッフェル塔よりも13m高い、333mのタワーは、当時世界一の高さを誇りました。
正式名称は “日本電波塔”
東京タワーの正式名称は “日本電波塔”。
昭和33年に333mの高さの東京タワーが完成と、3の数字が連なる東京タワーですが、これは偶然の一致。
333mという高さは関東エリア半径100km県内の電波をカバーすることを前提に、安全面などを検討して決定されました。
東京タワーを訪れた人の数 最高記録は月間71万人!
東京の名所である東京タワーの来塔者数過去最高の数字は、昭和34年に記録された年間記録520万人、そして昭和34年8月に記録された月間記録71万人。
平成21年には累計1億6千万人を突破し、計算上全ての日本人が1回以上は訪れたということになりました。
参照元:東京タワーオフィシャルサイト
どうやって決められた!? “東京タワー” の名称
東京タワーの命名式が行われたのは1958年10月9日。名称は事前に一般公募され、その応募総数は全部で8万6,269通に登りました。
その中で一番多かった名称は 「昭和塔」。次いで、「日本塔」「平和塔」と続き、東京という地名からではなく、時代や時代背景を反映した名前の応募が多かったようです。
応募された名称から、完工直前に審議会が開かれ、”東京タワー” という名称が決定されました。
「きりん」に「プリンス」! 他にもあったユニークな名称
公募により集まった名称の中には他にもユニークな名称がたくさん。
「きりん塔」「アルプス塔」といった高さに関するものから、「宇宙塔」「プリンス塔」とメルヘンなものまで…。中には「ゴールデン・タワー」や「オリエンタル・タワー」という名称もありました。
参照元:レファレンス協同データベース