最期の清流と呼ばれる四万十川。
ここに、”地方創生の成功モデル”のひとつとして全国から注目を集める道の駅があります。
その名は、道の駅「四万十とおわ」。
ここを訪れるためには、高知市から高速道路で60分、さらに最寄りのインターから下道を60分も運転しないといけません。
そう、決して行きやすい場所ではないはずなんです。
そしてまわりは、四万十川以外何もありません。
しかし、この道の駅は、年間来場者数10万人以上、売上1.5億円を超える全国でも有数の道の駅なんです。
最盛期はゴールデンウィークで、車できたお客さんがお店にたどり着くまでに40分待ちという大行列を記録するほどの超人気。
そんな「四万十とおわ」の秘密を、店長代理を務める刈谷貴泉さんに伺いました。
「四万十とおわ」に客足が絶えない3つの理由
1. 他と同じものは置きません
お店には高知のものしか置いていません。
中心は、四万十の材料を使って、四万十で作った商品です。
他と同じものを置かないことが、お客様が来てくださっている理由だと思います。
地元の栗を使った栗きんとんやアイスクリーム、紅茶を使ったロールケーキや大福などは全てオリジナルです。
四万十にこだわっているのは、開店当初からで、コンセプトを変えずにやっています。
近隣の愛媛などから、自社商品の売り込みをいただいたりするのですが、お断りしています。
ここでしか買えないもの、食べられないものをご提供しています。
2. 若いスタッフが多い
ここ、スタッフが若いんです。
平均すると、20代後半くらいになるのではと思います。
お客さんから、「若いスタッフが多いね!」と声をかけられることもあるくらいです。
これから、もっと若い力で引っ張っていきたいと思っています。
「元気あるよね!」と思ってもらって、ファンになってほしいなと。
けれど、まだまだその力を活かしきれていないと思います。
リスクを恐れず、面白い企画をつくって、どんどん冒険に出たいですね。
それができると思っています。
3. まわりに何もない
3つ目、難しいですね(笑)。
ご飯が美味しいし、自然が豊かだし、気候は良いし・・・、っていろいろあるんですけど、「まわりに何もない」っていうのはありそうです。
もちろん四万十とおわを目指して来てくださるお客さんもいらっしゃいます。
でもなんとなく四万十川をあがっていっている時に、賑やかな道の駅があると入っちゃうかなと。
まわりには四万十川しかないし、せっかくだし寄っていくかという場所になれていると思います。
すごく良いものに出逢える場所
ここに来ると、すごく良いものに出逢えると思います。
商品はもちろん、商品を作っている人や、僕らがつくっている「とおわ」という風景に出逢ってもらえます。
みなさんに、「またあの風景に会いに行こうかな」「会いたいな」と思ってもらえるような場所をつくっています。
だから、ぜひ一度は遊びにきてみてください。
アクセス

「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。