高知県は、和紙の名産地だということをご存知ですか?
良質な水と、和紙の原料になるコウゾという植物が豊富という背景があり、高知県では昔から和紙作りが盛ん。
高知の中でも有名な和紙どころといえば、高知県吾川郡にある「いの町」です。
髪の毛よりも薄い紙がある?!
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いの町は、町をあげて「紙の町」をアピールしています。
和紙について知りたければ、和紙の歴史を学び和紙作りの体験ができる「紙の博物館」がオススメ。
私も小学生の頃、よく紙すき体験でお世話になりました。
何回やっても作るのが難しいのが、薄い紙。
すいている最中に、どうしても分厚いところができてしまうんです。
しかし、髪の毛よりも薄い紙があるのをご存知ですか?
知る人ぞ知る、極薄の和紙「土佐典具帖紙(トサテングジョウシ)」です。
別名「カゲロウの羽」。
世界で一番薄い和紙で、厚さはなんと0.03ミリ。
細い髪の毛の太さが大体0.05ミリくらいというのですから、それより薄いのです。
こちらの動画から、その薄さを感じてみてください!
この土佐典具帖紙の職人の方は、人間国宝に認定されていらっしゃいます。
高知県って、実はすごい人がいるんです!
Kami祭でいの町を満喫しよう!
和紙の町いの町では、11月23日の勤労感謝の日に「Kami祭(フェスティバル)」が開催されます。
メイン会場は、この日に毎年お祭り行っている椙本神社。
高知県の方には、 「伊野の大黒様」といったほうが通じるかもしれません。(私も、今まで正式名称を知りませんでした)
このイベント、神と、紙をかけてるんですね。
しかも、イベントではいの町特産のしょうがを使った催し物もあるそうなんです。
ということはですよ!
生姜=ジンジャー=神社・・・・。
解説を書くって、ちょっと恥ずかしいですね。
でも、こういうボケを全面にかましたイベントを、町を上げてやろうと言うのだから、いの町って面白い!
当日は、手すき和紙でオリジナルの絵馬づくりや、生姜料理のお店の出展などもあるそうです。
紙の町を楽しむ絶好の機会をお見逃しなく!
ぜひ一度、ご覧ください!
参照サイト

「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。