神奈川県内に、ひとつだけ「村」があるのをご存知ですか?
その名は、清川村。
人口は3,230人ですが、高齢化率が高く、2040年には2人に1人が65歳以上になるという試算も出ています。
人口減に歯止めをかけようと、思い切った施策を打ち出しました。
自然の豊かさとアクセスの良さが同居
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まず、清川村がどこにあるかを確認しておきましょう。
神奈川県北西部に位置する清川村は、村全体が丹沢大山国定公園と県立丹沢大山自然公園に指定されている自然豊かな村。
さらに厚木市に隣接しており、小田急線本厚木駅へは路線バスで25分となっています。
自然豊かな上に、きちんと交通アクセスも確保されているといえる土地となっています。
45歳以下の転入者をターゲットに村が整備した分譲地を販売
発表された施策とは、清川村が2013年度から整備した6区画からなる「舟沢(ふねさわ)分譲地」を、当初想定である1000万円程度から、最大で400万円割り引くというもの。
割引額の条件は、45歳以下の夫婦が移住すると、100万円。
さらに子どもがいれば減額幅が大きくなります。
更に、村内の業者に住宅建築工事を依頼することで、さらに100万円を減額するという内容です。
このような宅地の割引販売に加えて、住宅の新築の補助や、出産お祝い金など、手厚いサポートが様々用意されています。
人口減少は、公共サービスの低下などに直結する問題であるだけに、いかに若い層の移住・定住を促進できるかが鍵になります。
全国でもトップクラスの補助割引を実現した清川村の取組に注目です。