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「日本一の山と言えば?」と聞かれれば誰もが「富士山」と答えられるはず。
では「日本で二番目の山は?」と聞かれて答えられるでしょうか?
答えは「北岳」。
この山は富士山よりも険しい山としても知られており、登山好きの中でも憧れの名峰です。
ここではこの北岳について紹介します。
南アルプスの盟主・北岳って?
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日本百名山、新・花の百名山、山梨百名山にも名を連ね、「南アルプスの盟主」という異名まで持つ北岳。
平安時代の「後拾遺和歌集」や鎌倉時代の軍記物「平家物語」、最近では高村薫の「マークスの山」でも取り上げられるほど、古くから日本人の心をつかんできた名峰です。
標高は3193m。夏の降雨量が多いために、環境省のレッドデータブックにも載っているキタダケソウやタカネマンテマのほか、キタダケトリカブトなど珍しく、美しい植物が多く群生することでも知られています。
その勇壮な姿とは裏腹に「花咲き乱れる山」でもあるのです。
北岳には初心者でも登れるの?
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「富士山よりも険しい」と言われることもある北岳ですが、きちんとコースを選び、余裕を持ったスケジュールを組めば、初心者でも登るのは不可能ではありません。
メジャーなルートとしては「広河原」「両俣」「池山吊尾根」の3つの地点から山頂を目指します。
ただしこの中にも山頂へと至るルートはいくつもあるため、もし挑戦するのであれば経験者に同行するのがおすすめです。
いくら初心者で登れる山といってもあくまで日本第二の高峰。ゆめゆめ油断はなさらぬよう。
北岳へのアクセスは?
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北岳へのアクセス方法はもちろんコースによって変わりますが最もメジャーな「広河原」からのルートをとるのであれば、芦安・奈良田・戸台までを公共交通機関・マイカーなどで移動し、そこからバスかタクシーで広河原まで移動するのが一般的です。
各方面から広河原までの道はマイカー規制がかかっているため、一般車両の立ち入りは禁止。
そのため必ずバスかタクシーを利用する必要があります。
電車で移動する場合は甲府駅や韮崎駅などからバスが出ているのでそれを利用するようにしましょう。
まとめ
都会の喧騒を離れ、ただ山と空、風だけがある山の世界に入り込めば、あっという間にリフレッシュができます。
北岳での登山は低山ハイクなどとは違い、色々な面で地上とは全く違う世界です。
これを味わえばきっとあなたも山の虜になるはず。