今年の6月に開館を予定している山梨県の「富士山世界遺産センター」。来館者が分かりやすく展示体験できるスマートフォン展示ガイドアプリのナレーターを松岡修造さんがつとめられ、4月にアプリがリリースされます。
富士山世界遺産センターって ?
山梨県が整備する「富士山世界遺産センター」は、展示質レストラン、売店の他、図書室、多目的ホール、会議室も備えた県立の建物。
富士山にまつわる様々な情報発信や保存管理などの役割を担うセンターで、昨年から工事が始まり、世界遺産登録が決定して3周年となる今年の6月22日に開館を予定しています。
センターのシンボルマークデザインを手がけたのは「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」などの商品デザインで知られる佐藤卓デザイン事務所。 “うかびあがる富士” をコンセプトとし、太陽を背景に富士山が浮かび上がったデザインとなっています。
じっくり見たい! 山口晃画伯による富士山のシンボル絵画
富士山にまつわる展示はもちろんのこと、訪れたら是非とも間近で見てみたいのが展示室内の壁、横幅約8メートル、縦幅約6メートルの大きさで拡大展示される山口晃画伯による世界遺産センターのシンボル絵画。
山口晃氏は、合戦絵などで用いられた日本の伝統的な大和絵の手法を引用し、様々な人物や建築物が絵を埋め尽くすように描かれたユニークな作風で人気を博しています。
“富士山の信仰をテーマに富士講※から現代まで、富士山を敬う精神が受け継がれていることを表現していただく絵” ということで、どのような絵が飾られるのか…楽しみです。
※富士講…江戸時代に爆発的に広まったもので、富士山信仰を中心とする教団。
山口晃氏のコメント
「富士山は強敵です。北斎や大観くらいにならないと手に負えません。ですが今回は県の方や地元の方が助けてくださいますので、私なりに立ち向かってみようと思います。恐ろしいながら、楽しみです。」(山梨県ホームページ 山口晃画伯による世界遺産センターシンボル絵画の制作について)
熱いメッセージ! 松岡修造さんのナレーションガイド
富士山世界遺産センターでは、国内外からの来館者が分かりやすくセンターの展示を体験できるスマートフォン展示ガイドアプリを構築。
こちらの解説ナレーターには、”日本人誰もが分かる著名人”、 “伝える力がある” ということで松岡修造さんが起用され、2月に収録が行われています。アプリは4月にリリース予定です。
松岡修造さんのコメント
今日から君は富士山だ、感じてみようよ富士山のように。 僕は、富士山の思いを言葉にしてきました。そして、力をもらってきました。 だからこそ、富士山世界遺産センター展示ガイドアプリナレーターに参加できたこ と、嬉しく感じます。 僕の本気の思いを言葉に込めました。みなさんもぜひ感じてください、富士山を!(山梨県ホームページ富士山世界遺産センター展示ガイドアプリのナレーターに松岡修造氏を起用)