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「生きるように働く人」を伝える日本仕事百貨から学ぶ、採用のこれから

宮崎県では、9月から「サステナ」と呼ばれるソーシャルビジネススクールが開講しました。サステナとは、地域課題をビジネスで解決する人財を育成するための実践型講座。全21講座あり、1講座が5〜15回で構成され、現場で活躍する講師と共に学ぶ・成長する場を提供しています。

今回お伝えするのは採用力UPセミナーの第1回目。講師は「生きるように働く」がテーマの求人サイト、「日本仕事百貨」運営、株式会社シゴトヒト代表取締役のナカムラケンタさんです。

受講者は企業の採用担当や人事の方が多く、皆自社の採用に課題感を持っているようでした。それでは早速、講座の様子をご紹介します。

 

よりよい採用とは?

セミナーがスタートし、早速グループワークが始まりました。お題はズバリ「よりよい採用とは」。

10分経過。ナカムラさんが各テーブルを周りながら皆の意見を伺うと、「人同士のマッチング」「従業員が辞める時も幸せである採用」「一方的ではない、Win-Winの関係」などの声が上がり、会場の雰囲気もあったまってきました。さて、ナカムラさんはどんな答えを出したのでしょうか。

 

生きることと働くことが同義になる

ナカムラさんの答えは、「会社に合った人に出会い、辞めることなく活躍すること」。これの意味するところは、「死ぬまで同じところで働く」ということではなく、本当にぴったりな仕事であるならば「生きることと働くことが同義になっていく」ということ、つまり日本仕事百貨のテーマである「生きるように働く」につながっているのでしょう。この思いを抱くようになったのは、ナカムラさんの人生にヒントがありました。

よい場所に必要なのは、人だと気づいた会社員時代

実はナカムラさん、転勤族の家庭に育ち、1,2年おきに全国を転々とする幼少期を過ごしました。そのためか、大人になるにつれ「実家はあるけどふるさとはない」と思うようになり、帰りたくなる場所を作るために大学時代は建築を勉強し、卒業後は不動産会社に入社しました。

そして、会社帰りは決まってお気に入りのバーに通っていました。「なんで週6日も立ち寄ってたんだろう?」と、ふと考えてみると、「食事やお酒が美味しいだけじゃない。お店の内装が好みなだけじゃない。バーテンダーや常連のお客さんに会いに来るのが一番の目的だった。」つまり、よい場所に一番大切なのは人だと気づいたそうです。「その場所にあった人が働くと、よい場所になる。よい循環が生まれる。それならば、人と職場を結ぶ求人をやってみたい」と、漠然と思ったのが始まりでした。

 

会社のネガティブなところも書く

日本仕事百貨の記事は、1社につき4000字。記事の9割以上が求人先のインタビュー内容で、給与や福利厚生などの条件は下の方に申し訳程度に書いてあるのみ。読み進めていくと、そこで働く人のリアルな言葉からその情景が目の前に広がり始め、あたかも自分も取材現場にいるかのような感覚になります。

それもそのはず、記事には具体的なエピソードを書くことを意識しているそうです。例えば、「プライベートでも仲良し!」と書かずに、「引っ越してきて間もない私に、おかずの残りをタッパーに詰めてきてくれた。」と書く。どんな抽象的できれいな言葉で語るよりも、たった一つの具体的なエピソードの方が求めている人に届くからです。だから、事実がネガティブな内容だったとしても、ある人にとっては魅力的に映る場合もあるので、あえて書くようにしているそうです。

 

会社の魅力を引き出す取材の3つの目線

このような、具体的なエピソードを書くには取材が要。意識していることは「話し手」「聞き手」「書き手」それぞれの目線。3者の立場に立つことで、より多角的にその会社のことを咀嚼して文章に起こすことができます。

定量化できないものが、組織の強みになる

ナカムラさん自身が生きてきたストーリーから生まれた「日本仕事百貨」。そして、そこで語られる様々な会社で働く人のストーリーが、読者の心を動かしています。条件だけではない、その会社で働く人の物語を魅力として伝えることが、採用の武器の一つになるのではないか。そんな新しい採用のあり方を考え直す講義でした。

受講生募集中!

地域の課題をビジネスで解決するソーシャルビジネススクール「サステナ」では、受講生を募集しています。

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