宮崎県美郷中渡川地区。「限界集落」と呼ばれる少子高齢化が進む地区に、「稼ぐ力」を浸透させる挑戦が始まっています。
「稼ぐ力」を重視するのは、「地域を時速可能にするためには、稼ぐことが必要不可欠」だから。
そしてそれは単にお金を稼げば良いということではありません。
限界集落に稼ぐ力を培うための3つの方法
地域の「稼ぐ力」に必要なのは、地域の未来像の中に、ビジネスのスキームを組み込んで経済を動かす仕組みを作ること。
そのための方法が「発見・磨く・発信する」というまちづくりGIFTが提唱するスキームです。
1. 地域の声なき声を広上げる
まず行うのは、地域に入り、地域の人々の生の声を掘り起こしていくことだ。地域の課題や、今取り組んでいること、そして将来の姿を切り口に、インタビューを行います。
その結果、今まで暗黙のうちに「こうだろう」と思われていたものが見える化していく。
多くの場合、それは地域の魅力を表すキーワードになる。「問いかける」という行為がトリガーになり、人々が自らの考えを語り始めることにつながっていきます。
2. ひとつの声に集約していく
次に行うのは、出てきた声をまとめていくことです。
渡川の場合では、「渡川未来会議」というイベントを定期開催し、地区の人たちを一堂に集めた催しを行っています。
この場では、よそ者視点で「渡川のもつ地域資源の魅力」を語り、それをきっかけに地域住民自らが、渡川を語っていきます。
地域住民たち自らが魅力を語ることこそ、狙いのひとつでもあります。
なぜなら、渡川のひとたち自身が、主人公でありスターになることが大事だからです。
3. 「渡川ウェイ」軸となる言葉を編み出す
その結果、生み出されつつあるのが、「渡川ウェイ」という未来像。
それは、渡川の魅力を発信することで、渡川愛が広がっていく未来です。
渡川は限界集落ですが、、UIJターン者が多く、盛り上がりを見せている地域でもあります。
しかしだからこそ課題も見えてきていると言います。