経済効果12億円を見込む「ツール・ド・とちぎ」が描く栃木の未来

オカダタクヤ


ローカルジャーナリスト

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栃木県を舞台にした新しい自転車ロードレース「ツール・ド・とちぎ」が、2017年3月から開催されます。

世界トップクラスの選手が、数日間かけて山岳コースや平地の公道コースを走る「ツール・ド・フランス」型のレースを開催し、地域活性化につなげようという狙いがあります。

なぜ栃木県は、自転車レースに力を入れているのでしょうか。

12億円の経済効果を見込む自転車レース

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「ツール・ド・とちぎ」開催に際し、見込まれている経済波及効果は12億円(*県の試算による)です。

県内外から6万人の観戦者を見込んでいます。

「ツール・ド・とちぎ」開催にあたって活かされているのが、宇都宮市で20年以上にわたって開催されている日本最高峰の自転車レースである「ジャパンカップ」。

「ジャパンカップ」は、約10万人の観戦者が県内から訪れ、経済波及効果は20億円ともなっています。

「自転車先進県」である栃木のノウハウを活用し、日本ではまだまだマイナースポーツである自転車レースのファンを拡大するという狙いがあります。

「ツール・ド・とちぎ」で地域活性化に貢献

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「ツール・ド・とちぎ」の開催にあたって目標となっているのは、「サイクルツーリズム先進県としてのブランド確立により、県ブランド力を高め、栃木県ファンを作ること」です。

このロードレースを中核にして、コアな自転車ファンから、家族連れの自転車ファンまで、誰でも自転車を楽しめる県としてのブランディングを行おうというわけ。

なぜ、そもそも栃木県で行われるのかというと、栃木県の地形が関係しています。

北部から西武にかけての那須高原・日光連山、東部の八溝山地、中央部の平地という構成の通り、山岳コース、平坦コース、街中コースまで、変化に富んだコースづくりができるためです。

栃木県の特徴を活用した「ツール・ド・とちぎ」では、各市町村の地域活性化に貢献する狙いもあり、第1回大会と第2回大会を通して、栃木県の全市町村を走破するコース構想が行われています。

魅力を「発信する」ための「自転車レース」という手段

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「ツール・ド・とちぎ」を通じて行われようとしているのは、栃木県を地域資源を活かした取り組みの発信だといえます。

県のもつ「自転車レースに適した地形がある」という資源を発見し、「国際的な自転車レース大会」に向けて資源の魅力を磨き、「自転車レースの開催」という発信方法をしています。

誰に、どんなメッセージを届けて、どんな行動を導きたいのかをさらに追求することで、海外からのインバウンド観光も見込めるであろう「ツール・ド・とちぎ」の取り組み。

開催まで残り約1年。

どのように準備が進んでいくのかに注目が集まります。

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