2018年1月23日に起きた草津白根山の噴火を受け、火山活動への関心が集まっています。
日本列島全体が、火山の活動期に入っていると言われる中で、この山は大丈夫なのかと、つい不安になってしまいます。
活火山とは何なのか?
そもそも活火山とは何なのでしょうか。煙がモクモク吹き出している山が活火山のイメージがあるかもしれませんが、実は違います。
驚くべきことに、
概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山
が「活火山」なのです。
つまり、現在はまったく噴火しそうにない山も、過去1万年以内に噴火した痕跡があれば、活火山となるわけです。
そして現在日本には、そんな活火山に分類される火山が、111個存在しています。
2017年6月に認定された男体山
最も新しく追加された火山が、栃木県の男体山です。日光連山を代表する標高2486mの山で、山頂には日光二荒山神社の奥宮があります。
中禅寺湖の北岸にそびえることから、風光明媚なことでも知られ、登山客・観光客で賑わいます。
地質調査など、学術調査の結果、過去1万年以内での噴火が認められたことから、2017年6月に活火山に認定されました。
男体山の最新の姿はこちら
おはようございます
2018.2.1(木)
山並みはまだ見えるが全天雲に覆われた気温―6度の朝です。
午後から雪になるようです。運転には細心の注意をお願いします。#写真好きな人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界今朝の男体山 pic.twitter.com/iGEnVW4c86
— nikko nikko (@mbs2600) 2018年2月1日
滝も有名で、シーズンになると多くの観光客が訪れるそう。
【竜頭の滝(栃木県)】栃木県日光市の「竜頭の滝(りゅうずのたき)」は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルに渡って流れ落ちる滝で、特に紅葉の絶景スポットとして人気です。➡https://t.co/4DDW8uszRr pic.twitter.com/otkjAzMfi3
— 世界の絶景・癒される風景@相互フォロー (@abcde4963) 2018年1月31日
噴火の兆候がある火山は24時間監視も。情報収集に気をつけて
定義からもわかるように、必ずしも活火山だから噴火の危険性があるわけではありません。
そして安心してください。111の活火山のうち、中長期的に噴火の可能性がある火山については、気象庁が地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、監視カメラ等の観測施設を整備し、24時間の常時観測・監視をおこなっています。
つまり大事なのは、こわがり過ぎるのではなく、普段から正しい情報を集めていくことが重要だということですね!