6月15日は「栃木県民の日」。栃木県の名前の由来は? 栃木県は「杤木県」だった!? 名前にまつわるあれこれをまとめました。
6月15日に誕生した栃木県
廃藩置県により「藩」が「県」となり、多くの県はこのときに誕生しています。
栃木県はそれから約5ヶ月後に「栃木県」と「宇都宮県」が統合し誕生しました。栃木県の名前の由来は、最初の県庁所在地であった「栃木町 (現在の栃木市 )」に由来しています。
「栃木」地名の由来
「栃木」の地名の語源ははっきりしないものの4つほど説があるようです。
1. 神明宮という神社の屋根にある2組の千木 (ちぎ)と8本の鰹木(かつおぎ) が遠くから見ると10本に見え、神社のあたりを「十千木 (とおちぎ)」と呼ぶようになった
2. トチノキがたくさん生えていてそれが訛り「トチギ」となった
3. 巴波川が氾濫を起こし、千切れた地形を表し「チギる」に接頭語の「ト」がついた
4. 木の国 (毛の国) と呼ばれた現在の栃木県と木の国 (紀の国) と呼ばれた現在の和歌山県を区別する為、「遠く離れた木の国」= 「遠津木 (とおつき)」と命名し、訛ったトチギとなった
どれも「トチギ」! いろいろな漢字が使われていた
現在「栃木県」に使われている漢字は日本でできた漢字である「栃」。
栃木県誕生時には日本で生まれた漢字「杤」を使った「杤木県」や、中国で生まれた漢字「橡」を使った「橡木県」も使用されていました。
栃木県が誕生してから約9年後に統一され、現在の「栃木県」の漢字が使われるようになりました。
出典:栃木県ホームページ 県民の日 とちぎの由来