奨学金返還支援で移住効果は?−秋田/羽後

高橋慶彦


MACHI LOG 東北編集長

shutterstock_235111618

移住定住促進を実現するため、各自治体が様々な施策を講じています。

最も分かりやすいのは、お金。

戻ってきてくれた人に、何かしらの形でお金を助成するという方法です。

奨学金返還支援で移住効果は?

秋田県南部に位置する、羽後町。平成の大合併の際、独立の道を選んだ数少ない自治体の1つです。

そんな羽後町が、移住定住促進のため奨学金の支援を開始します。

秋田県羽後町は2016年度、地元に就職する若者の奨学金返還を支援する制度を創設する。町の奨学金を利用する大学生が卒業後に町内企業に就職した場合、返還の一部を肩代わりする。若者の地元就職を促すのが狙い。

□出典:さきがけonTheWeb

現在、運用時期・対象年度・助成額などは未定ですが、実現するための「町少子化対策基金条例案」と、それに充当する1300万円の予算案が町議会で可決しました。

奨学金支援と町内企業への就職

町内企業へ就職し奨学金を一部払ってもらうことと、県外の都市部で就職し自ら稼いで奨学金を全額払うことを比較した際、羽後町出身の学生はどう思うでしょう。

そもそも、お金だけ考えた場合でも、帰ってきた方が実質所得は増えるのでしょうか。

また、仮に実質所得が増えたとして、そこで得られる差額のプラス分と、県外で就職した場合に得られる経験やノウハウなどの目に見えない価値を比較した際、学生はどう思うでしょう。

学生には、選択する権利があります。地域の企業には、学生が帰ってきて是非一緒に働きたいと思ってもらえるだけの価値を提供する責任があります。

お金はもちろん重要です。ただ、本気で地元企業への就職を前提とした移住定住を実現するならば、地元企業の魅力を高めるため、経営者と地域がどこまで真剣に価値を追求できるかが大きなポイントになるでしょう。

選ばれる存在になれるか

どこで暮らすのか、どこで働くのかを選ぶのは学生です。そして、彼らから選ばれる存在になるためには、相応の努力が求められるはずです。

私自身も経営者の1人として、社員にとっての会社の価値を高め続ける必要性を感じています。

地方創生において、地域が優秀な人財を確保できるかどうかは非常に重要なポイントです。共に価値を高め続け、選ばれる存在になりましょう。

PR:参加者募集中!離島の若手漁師と朝どれ魚を食べて、漁師の仕事を体験する限定ツアー


島の魅力を伝えたい!

宮崎県の県北唯一の離島「島浦島(島野浦)」で、漁師と一緒に極上の魚をさばき、漁師文化を食べて、学んで、体験する1日だけの限定イベント「しまたび」を開催します。

養殖場に行き、エサやりと実際に魚を捕る体験。島の漁師と共に、魚さばき体験・料理体験。昼食は、新鮮な魚介を食します。みんなでBBQ!食事後は、特別に用意した釣り堀で魚釣りを体験。

2018年3月4日(日)に開催!
参加者をクラウドファンディングで募集中!



ABOUTこの記事をかいた人

高橋慶彦

「東北の魅力を世界に伝える」を使命に活動中。MACHI LOG 東北編集長、広告代理店・東北プリントワールド株式会社と有限会社雄物川印刷の代表取締役。PR・販促支援で企業・官公庁の実績多数。