熊本地震による鉄道の運転見合わせ。
九州新幹線や熊本市電が運転を再開する中、まだまだ再開に至っていない路線も存在します。
その1つが、南阿蘇鉄道です。
南阿蘇鉄道の復興支援、全国のローカル鉄道が応援切符発売
大洗鹿島線の「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」と並んで、日本一長い駅名である「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」がある南阿蘇鉄道。
多くの鉄道ファンが注目している、第三セクター方式の鉄道会社です。
ただでさえ経営が厳しいローカル鉄道にとって、災害は廃線にも繋がりかねない非常に危機的な状況を引き起こします。
現在も赤字で体力はない。くしくも高森駅からトンネルを隔てた山の向こうの宮崎県側にはかつて第3セクターの高千穂鉄道が走っていたが、2005年の豪雨災害で大打撃を受け、廃止してしまった。2010年の土砂災害と翌年の東日本大震災の影響で廃線になった岩手県のJR岩泉線のような例もある。
□出典:東スポWeb
このような状況を受け、全国にある第三セクター鉄道4社が立ち上がりました。
秋田・茨城・千葉・鳥取の鉄道会社が応援切符発売
□画面キャプチャ:南阿蘇鉄道株式会社
秋田の由利高原鉄道・茨城のひたちなか海浜鉄道・千葉のいすみ鉄道・鳥取の若桜鉄道が立ち上がり、南阿蘇鉄道の復興支援を目的にした切符を29日から販売します。
「希望の光復興祈念切符」と銘打ち、南阿蘇鉄道立野〜高森間の乗車券と4社の入場券を一まとめに。1セット1000円で700円を支援金に充てる。
□出典:毎日新聞
いすみ鉄道さんは、東日本大震災の時も復興応援切符を販売されていたそうです。(参考:いすみ鉄道 社長ブログ)
こちらの社長ブログでは、南阿蘇鉄道さんとの情報交換で得た現在の状況なども報告されていますので、気になる方はチェックしてみてください。
切符は4月29日から、4社で販売開始。この活動を応援したいと感じたら、切符を購入して南阿蘇鉄道を支援しましょう。