ちょうど宮城県の真ん中に位置する宮城県涌谷町。
この地を舞台に、地方創生の取り組みの一環として、「涌谷まち・ひとデザインラボ」が始まりました。
12月から3月までという短期間の中で、町に外部から講師陣を招き、涌谷町を盛り上げる取り組みを学び、実践する場です。
その第1回目が27日に開催され、60名の町民のみなさんが参加し、スタートしました。
涌谷町の発信力をつくる!
来年から何を発信しようとするのか。日本で一番最初に金が採れたということは有名です。しかしそれだけが涌谷の全てかと言えばそうではないだろうと。もっと知恵を出しあって、涌谷町のブランドを作ろよということで、このような企画をさせていただきました。涌谷町の発信力を、みなさんと考えていきたいと思います。
涌谷町の大橋信夫町長より挨拶からイベントはスタートしました。
3つのポイントで地域で稼ぐ!
第一部は、全国のまちづくりをプロデュースするNPO法人まちづくりGIFTの斎藤潤一氏の講演。
「地域で稼ぐ」がテーマです。しっかり地域でお金を稼いで、しっかり地域に税金を納めて、地域を盛り上げていこうということを言い続けて、自分でもプロジェクトを行っています。
この講演で伝えられたポイントは3つ!
1. 発見
2. 磨く
3. 発信
このプロセスを絶え間なく回し続けることが大事だと事例を交えてご紹介いただきました。
40名が参加!発見!涌谷の魅力!
第2部では、「オール涌谷ぐつぐつ会議」と題して、40名の町民のみなさんが「涌谷の魅力」を発見するワークショップを開催。
グループに分かれて、ポストイットに項目を書きながらまとめていきます。
「金」や「桜」や「雲海」など、涌谷町の魅力が模造紙の上に表現されていきます。
最後は、「世界一◯◯な涌谷町」という文章にまとめ、涌谷の魅力を磨きます。
グループごとにまとめたものを発表し、365度の様々な角度から見や涌谷町の魅力が浮き彫りになりました。
町と人を化学反応させる場
この場では、「アクション」をしていくことを大事にしていきたいと考えています。今日の「ぐつぐつ」を「わくわく」に変えていき、今日出た話題の上で、今後の回でかたちにしていければと思います。今後はフィールドワークや、商品開発など様々学びながら、実際に手を動かして、作っていこうと考えています。
「涌谷ぐつぐつ会議」でファシリテーターを務めた、全国のまちづくりに関わる氏家滉一氏も会場の熱気に驚いた様子で語りました。
第2回目は、1月に開催し、3月までに全7回の日程で「涌谷まち・ひとデザインラボ」は開催予定。
出てきたアイデアは、3月8日から始まる「伊達美味マーケット」で発表予定となっており、実際にかたちにしてみるアクションをとることになります。
氏家氏は、「この場は、町と人を掛けあわせて化学反応を起こそうと考えています」と語ります。
その言葉通り、熱気溢れる場となった第1回目。
今後、涌谷町の魅力を発見し、どのように磨かれ、発信されるのか要注目です。