納豆発祥の地は秋田?1パック2000円の納豆と国内シェア70%の企業がある-秋田/県南

高橋慶彦


MACHI LOG 東北編集長

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「納豆」と聞くと、どの都道府県を連想するでしょうか。日本中のほとんどの人が、「茨城県、水戸納豆。」と答えるでしょう。

ちょっと待ってください! 納豆の生産量日本一は、確かに茨城県。しかし、みなさん、こんな話を知っていますか?「秋田が、納豆発祥の地」という説があるんです。

そして実際、秋田には、日本一高い納豆を売る企業と業務用納豆の国内シェア1位の企業が存在します。

納豆発祥の地は秋田:3つの説

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納豆発祥の地は秋田であるという説は、3つ存在します。いずれの説も、世界遺産にも指定された「平泉文化」のルーツとも言える「後三年の合戦」と深く関わっています。

□「金沢」説
□「大屋」説
□「沼館」説

秋田県横手市のホームページの「平泉文化のルーツをめぐる旅(納豆伝説コース)」から、各説をご紹介します。

納豆発祥の地:「金沢」説

後三年の合戦、金沢。源義家から、煮大豆を要求された農民たち。「急に言われても、入れ物が無いよ。どうする? うーん、しょうがないから、俵に入れよう。」これが、数日経って醗酵。食べてみたら、うまかった!

後三年の合戦のとき、源義家が農民に煮大豆を差し出させたところ、農民たちは急ぎのために入れ物が間に合わず、俵に詰めて差し出しました。これが数日立つと、香りを放って糸を引くので、食べてみると意外においしかったため食用とし、農民たちもやがてこれを知って、自らも作って後世に伝えたといいます。

納豆発祥の地:「大屋」説

源義家、大雪のため大屋地区で足止め。「体力をつけるために、農民たちに大豆を煮させろ。」と指示して、馬に積み込みました。馬の体温と藁の菌で、大豆が醗酵。「ちょっとヤバそうだけど、他に食べるものが無い。しょうがない、食べよう。・・・あれ、おいしい。」これが、「大屋納豆」の起源。

後三年の合戦で源義家が沼柵に向かう途中、大屋地区のあたりで大雪にあり、足止めされました。義家は家来に体力をつけさせるため、近くの農民に大豆を煮させ、それを馬の背中に積んでいました。2、3日後、その煮豆を食べようとすると、馬の汗で煮豆を入れていた藁(わら)が熱をもって、大豆は糸を引いていました。義家は他に食べるものもなかったので、仕方なく大豆を食べてみると大変美味しく、家来たちもその大豆を食べたといいます。これが「大屋納豆」のはじまりといわれています。

納豆発祥の地:「沼館」説

沼柵で戦う、源義家。それは、寒さ・飢えとの戦い。雪による高い湿度と馬の体温により、豆が醗酵。「これ、腐ってないか?でも、これしかないから食べよう。」食べてみたら、兵士が元気に!今でも、近くの神社で行われるお祭りで、納豆が売られています。

沼柵で源義家が清原家衡を攻めたとき、義家軍は寒さと飢えのため苦しい戦いを強いられていました。そのとき、馬の背中に積んでいた食糧用の豆が、雪の湿りと馬の体温で一夜にして糸を引くように腐ってしまいました。これを兵士が食してみたところ、体力がついて士気が盛り上がったといいます。
その名残を伝える発酵した大豆が納豆だといわれ、今も沼館八幡神社の宵宮祭り(9月の第2土曜日)に境内で売られています。

それぞれ、場所は違えど、納豆ができる条件・環境(大豆・藁・馬の体温・湿気)が偶然整ったという点は共通しています。そして、糸引いてる豆を食べる勇気。時代が違うとはいえ、なかなかの挑戦です。先人たちに、感謝。

秋田にはスゴい納豆企業がある

さて、このような「納豆発祥の地」説がある秋田県。今回は、秋田県南に本社を置きながら納豆をつくる、2つのスゴい企業をご紹介します。

日本一高い納豆

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日本一高級な納豆専門店「二代目 福治郎」

有限会社ふく屋さん(秋田県横手市大雄)が運営する「二代目 福治郎」。

全ての商品で純国産高級大豆を使用しており、徹底的に「最高級の素材で、最高級の納豆をつくる。」ということに、こだわっています。

納豆屋「ふく屋」は昭和34年に創業しました。
三代目である私は、ある時、取引先から大幅な値下げを迫られました。大手メーカーの全国進出により価格競争が激化し、今の価格設定では太刀打ち出来なくなっていたのです。
昔ながらの納豆職人である二代目の父を前に、ふく屋の危機を言い出せずに、苦渋の末に決断をしました。
それは「価格競争には加わらず、最高級の素材で最高級の納豆をつくる。そして、それを理解してくれるお客様に直接お届けする。」ということ。

□出典:納豆へのこだわり|日本一高級な納豆専門店「二代目 福治郎」

テレビ、新聞、ラジオなどのメディアで「日本一高い納豆」と紹介された納豆「鶴の子」は、1袋2食入り(30g×2入り)で500円(税別)です。

そして、最高級品の納豆は、兵庫県篠山産丹波黒豆100%使用「丹波黒」が、2,000円(税別)です。1パック(30g×2入り)で2000円ですよ!

【店舗情報】
□住所:秋田県秋田市大町1-3-3
□電話:018-863-2926
□時間:10:00~18:00
□休日:毎月第三日曜日、1月1日~4日

業務用納豆のシェア国内1位

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おはよう納豆本舗 株式会社ヤマダフーズ

株式会社ヤマダフーズ(秋田県仙北郡美郷町)は、秋田県にあるオンリーワン企業の1つです。

業務用納豆は、寿司・調理加工向けや宿泊・病院・介護施設向けに7割のシェアを持つ。

□出典:株式会社ヤマダフーズ|公益財団法人 東北活性化研究センター

国内シェアの7割! スゴいですね。圧倒的に、日本1位です。

ヤマダフーズさんは、創業20年の時に、関東圏へ本格的に販路を拡大。その3年後には、永谷園と業務提携。1992年には、新工場増設と共に、無人化合理化工場としました。1996年、日本経済社’96優秀先端事業所賞を受賞。

特に、ひきわり納豆の製造に優れた技術を持ち、業務用納豆の国内シェアの7割を誇るスゴい企業です。

最後に:まだまだスゴい企業はある

秋田県にも、スゴい企業はあります。そして、これから秋田で革新的な企業をもっと増やすことはできるはず。

微力ながら、私はローカルメディアを通じて、そんな企業のPRをお手伝いしたいと考えています。加えて、自分自身も起業家の1人として、秋田・東北の雇用創出に貢献できる企業をつくるため、尽力します。

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ABOUTこの記事をかいた人

高橋慶彦

「東北の魅力を世界に伝える」を使命に活動中。MACHI LOG 東北編集長、広告代理店・東北プリントワールド株式会社と有限会社雄物川印刷の代表取締役。PR・販促支援で企業・官公庁の実績多数。