ドイツの南東、フランクフルトから電車で2時間ほどの場所にある
緑に囲まれた街バーデンバーデンは、欧米を代表する保養地だ
その歴史は、古代王のカラカラ帝から由来する。駅前は、閑散としているのだがバス201で20分ほど走ると中心市街に入る。
市街は、町並みをヨーロッパ風に整えながらカフェやバーから若者向けのアパレル商品やブランドショップが目に入ってくる
かつて高級保養地として栄えたこの土地も一時は、人が離れて不景気に陥った
リゾート地として復活
そこで市は、若者向けのスパやエステの施設を整えた。その代表がカラカラ帝だ。ドーム型の屋根の中で7つのスパで構成されておりアロマサウナやリラックススペースがあるカップルや恋人同志、文字通り老若男女がリラックスしてそれぞれ楽しんでいる。
併設しているレストランには、健康志向の食事が楽しめるこだわりようだサービスの対応もしっかりとしている。
また街のオーケストラや音楽隊を活用し年間1000本以上ものイベントを企画し、地道な努力の結果見事街が蘇った。
おいしいレストランのお店も並ぶ
マクドナルドもしっかりと景観を守っている
バーデンバーデンの事例を活用できるだろうか?
1、特長をいかして、若者向けの施設を作る
現在の訪問客を守りながら、若者に焦点をあてた施設やイベントが必要です。
ここで大切なことは、この施設やイベントが街の資源と関連していることだ。
バーデンバーデン関して言うと前述したとおり入浴に関連して若者も楽しめるカラカラ帝がある。
温泉街関連の人は、まず、自分の街に若者が楽しめる施設があるのかどうか?
本当にそれは、受け入れられているか考えてみて欲しい。
若者向けの施設といっても簡単に思いつかない部分もあるので、ここで費用がかからずできるパターンを
いくつか例をあげておく。例えば佐賀県の有田焼で有名な有田市などには、若者向けの施設が無い。ドイツと提携して
たてた立派なお城があるがそれも特に解放していることは、無いでは、何ができるだろうかというと
歴史街道の紹介と整備
日本では、NHKの歴史ドラマの影響も有り歴史街道を訪問する歴女といわれている人がいるその歴史街道をカップルや友達と楽しめるようにすることができる
次に食事だ
道路が通っているところであれば土地の名物を活かしたご当地料理が作れるこれは、行政のわずかな予算でコンテストを
開催し、コンペで募ることもできるさらには、若者のみではなく色んな人に受け入れられるはずだ。
実際に日本では、静岡県の富士見焼きそばや秋田県の横手焼そばは、食を活用して地域活性化に大成功している。
2, 歩いているだけで楽しいかどうか?
当然ながら緑が豊富、特に花は、一層綺麗に見える町並みが美しいことは、重要だ。
小路を歩いていると様々なストーリーが感じられこの先には、何があるんだろう?という。これは、日本の小布施町でも実施している景観づくりだ。好奇心が沸き、歩いているだけでも楽しくなってくる。そして疲れたときには、魅力的なレストランやバーがしっかり準備されている。
いきなりレストランといわずとも駅を降りてからの小路に花を植えたり道にストーリーをもたせたり街のボランティア団体やNPOと提携して作ることが可能だろう。その小路の導線をしっかりと街の中まで誘導してあげることが大切だ。訪問者は、まず長旅で疲れているのだから。
3、旅人へのおもてなしを準備する
カジノ近くにあるTOURIST INFORMATIONは、温泉が飲めてしっかりと旅人をおもてなしている段階的な投資としては、旅人向けの携帯会社あるこのような部分は、小さくても旅行者には口コミで広がり効果があるはずだ。
4、イベントを開催する
街のイベントを考えよう。まずは、月に2回というペースでも良い住民の中から募集を募って、一緒に展開をしていくのがいいだろう行政は、それしっかりと監督指導することが大切だ。
イベントも奇抜な事でなくても良い温泉の歴史を語る会でもいいし現地の料理をふるまうような会でも十分だ
温泉街について、極論何も無くてもかまわないと思う。
その土地の自然や風土を最大限活かした景観が財産だ交通機関が一通り整備がされておりリラックスできる空間であれば
人は、集まってくるはずだ。同時に、温泉の質を高めたり宿の質やサービスを高めたりという地道な努力をしていけばよい
インターネットを活用して値引きをして人を呼ぶような努力は避けたい