日頃の生活に欠かせないという人も多いであろうコンビニ。24時間営業しているという利点だけでなく、いろいろな便利な点があります。
移住者にとっては、最初に位置を把握しておくべき店舗といえるでしょう。
買い物だけじゃない。コンビニが活躍するシーンは多い
なぜコンビニが重要かといえば、まず大事なお金がおろせるATMがあることが挙げられます。
都心からの移住者の場合、銀行口座がメガバンクしかないとか、ネット銀行を利用しているという場合も多いはず。その場合、地元の銀行ではキャッシュカードが使えないということもあり得ることから、コンビニが貴重な窓口になります。
都心に住むと、ATMや銀行の窓口を頻繁に見かけるので、どこにでもあると勘違いしてしまいそうですが、日本3大銀行と呼ばれる、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行のうち、全都道府県に支店があるのはみずほ銀行だけなんです。
支店がない場所では、提携する金融機関やATMを利用するしかなく、場合によっては取扱ができないということにもなってしまいます。だからこそ、コンビニは貴重な多くの金融機関のカードが利用できる場所というわけです。
その他にも、公共料金の支払や切手の購入、郵送物の窓口など、コンビニが提供するサービスは多種多様。都会以上に、地方でこそその機能集約型の実力が発揮されます。
駅前にあるのは都会だけ
地方に車を走らせると、ものすごく広い駐車場を備えたコンビニを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。地方の町のコンビニは、多くの場合幹線道路に面して営業されており、自動車での往来を想定しています。
これは何を意味するかというと、逆に言えば駅前にコンビニはないということです。あらゆる駅の近くにある都心とは異なり、場合によっては駅から徒歩圏内にコンビニがないということも多くあるため、初めて訪れる地域ではあらかじめ場所を調べておいたほうが無難です。
「コンビニで買えばいい」という発想は間違っていないのですが、地方ではコンビニにたどり着けない場合があるということを覚えておいてください。
目撃されるのは当たり前?地方あるある
小さな町のコンビニの場合、そこで働く店員さんと利用者が顔見知りという場合も少なくありません。幹線道路沿いにあることもあり、コンビニには多くの人が立ち寄ります。
その際に、顔見知りに出会うこともしばしば生じます。店員さんが知り合いだったりしてしまうと、そわそわして買い物を早くすませてしまうなんてことも。慣れるまでびっくりするかもしれません。
24時間営業の是非が問われたり、コンビニがどう変わっていくのかという議論がありますが、地方においてコンビニは貴重な生活の拠点のひとつであり、地域の雇用の場のひとつであるといえるでしょう。
移住する際には、忘れずに位置と行き方をチェックしておきたいところです。