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鹿児島県薩摩半島の南部に位置する南九州市。
知覧茶や薩摩の小京都と呼ばれる知覧武家屋敷群などでも広く知られています。
中でも、「知覧」といえば、第二次世界大戦末期、特攻作戦で多くの若者を送り出した出撃地だと記憶されている方も多いでしょう。
平和と生命の尊さを語り継ぐ知覧で、いま平和のシンボルが危機を迎えています。
台風に耐えられる取り組みが必要
image by エフバイジー
知覧の地で、平和のシンボルとなっているのが、知覧平和公園の桜並木です。
その歴史は、昭和37年に知覧町制30周年記念の中で、知覧平和公園に平和祈願として植樹されたことに始まります。
毎年美しい桜を咲かしていた木々に、危機が迫っていました。
平成28年の台風16号によって14本もの桜が倒れてしまったのです。
植樹されてから55年が経ち、古くなってきた桜の木は中が空洞化し、倒れやすくなっていたのです。
このままではなくなってしまう平和の象徴
鹿児島南九州市において、台風の被害は避けられません。
だからこそ老朽化した桜は、年々危機に直面することになります。
そこで現在、現在残っている101本の桜を後世に残すために、植樹帯を広げて生育を助け、支柱やワイヤーで桜の幹を支えるという樹木保存対策事業の立ち上げが計画されています。
特攻隊の出撃と桜
なぜ知覧の桜は、平和の象徴として大事にされているのでしょうか。
それは、特攻隊の出撃と深い関係があります。
特攻隊の出撃は桜の咲く季節に始まったこともあり、出撃の日に桜の枝を飛行機の操縦席に飾ったり、桜の枝を振って、見送ったのだといいます。
特攻隊員が、自らの死を桜が散る様子になぞらえ書いた遺書も多いのだそうです。
後世に平和への思いを伝える
知覧平和公園の桜は、平和のシンボル。
平均年齢は21.6歳、最年少は17歳という若さで出撃したパイロットたち。
二度と同じ悲劇を繰り返すことのないよう平和と生命の尊さを訴え続けているのが、知覧であり、その象徴が桜です。
桜を支え、後世につなげる樹木保存対策事業は、ふるさと納税での寄附を募集しています。
平和のシンボルを未来に残す取り組みに、参加してみませんか?