国内焼酎市場はすでに成熟期にあると言われ、新しい「酔い手」の獲得が課題。
そんな中、鹿児島県内の焼酎メーカーと酒類卸売業の南九州酒販(鹿児島市)でつくる薩摩本格芋焼酎生産者協議会が、女性向けの焼酎を売り出しました。
オンザロックでも飲める、甘くまろやかな味
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「恋する焼チュウ」シリーズは、県内の蔵元5社が、ベニオトメや紅さつまなど製菓用のサツマイモを原料に各蔵元の銘柄で製造しました。
伊佐錦(大口酒造)、さつま大海(大海酒造)など、焼酎好きにはお馴染みの蔵元が並びます。
女性向けということもあり、アルコール度数も通常の半分の12度。
これは、オンザロックなどでも飲んでいただけるように、との配慮です。
パッケージも、ピンク色の瓶に女性のイラストが描かれており、手に取りやすいものになっています。
国内焼酎市場全体でみると、近年は飲酒人口の減少等で微減で推移しています。
しかし、赤芋焼酎系と言われる、甘くフルーティーな味わいの焼酎に限ってみればこの3年ほどは前年を2割上回るペースで成長を続けているのだそう。
「ほんのり甘く、まろやかな味が特長」という「恋する焼チュウ」シリーズも、新しい市場を牽引する力になることが期待されます。
年末のギフトシーズンもやってきます。
一度お手にとってみてはいかがでしょうか。