PR for 渡川未来会議
宮崎県美郷町渡川地区は、人口約350人の里山地域です。
いわゆる限界集落と言われ、少子高齢化が進む地域でもあります。
地域を持続可能にするために、「稼ぐ力」を身につける講座「渡川未来会議」が2016年から実施され、成果が少しずつ出てきています。
平均年齢70歳のおばあちゃんたちが約150万円のビジネスを生み出す
講座の大きな成果のひとつは、地域のおばあちゃんたちが全国から注目されるきっかけとなったクラウドファンディングを活用した取り組みです。
お弁当をつくって、高齢者の見回りをする活動を行う通称「渡川マンマ」の活動を応援しようと、渡川の地域が一体となり、おばあちゃんたちが活動するカフェを作るという取り組みが実施されました。
全国各地から支援を集め、目標金額を大きく上回る約150万円を獲得。
限界集落発の衝撃に、全国から視察や、メディア取材が訪れるまでになっています。
「やりたいこと」からマイ・プロジェクトをつくる
このような渡川未来会議が2017年も始まりました。
今回は、「挑戦者求む!」とテーマを掲げ、渡川からのさらなる挑戦を生む取り組みとなっています。
グループワークで自分の考えをまとめていく
今回の講座で実施されたのは、「マイ・プロジェクト」を作るという取り組みです。
なんとなくやりたいと思っていること、いつかやろうと思っていること、ぼんやりとしたアイデアを、個人ワークとグループワークを通じて、具体的にしていきます。
この講座の狙いは、誰もが自分の考えやアイデアをまとめて、アウトプットできるということを体感して、その方法を身につけることにあります。そうすれば、課題に直面した時に、どう解決するのかを考える力になります。
地域課題を解決する新しい取り組みへ
今回出てきたアイデアは、どれも「雇用創出」や「外貨獲得」、そして「ファンの増加」など、各自それぞれの視点から、地域の課題解決を意図するプランが生まれました。
今後は、マイ・プロジェクトとしてかたちになったプランを磨いていき、実際に「稼ぐ」ことを始めとしたアクションに結びつけていきます。
限界集落から、どのような地域課題を解決するソーシャルビジネスが生まれるかに、引き続き注目です。