いきなり気持ちよさそうな海の景色から失礼します。
夏を迎える前のこの時期といえば、暑すぎず、かといって寒くもなく、お出かけしてみたくなる季節です。
最近よく取り上げている、宮崎県の野菜や果物が豊富にとれる町「新富町」をご紹介します。
敢えて言いたい「音の町」だと!!
この町の風景から想像されるのは、静かな田舎らしさではないでしょうか。
しかし違う。
この町は、耳を刺激して止まない音に満ち溢れているんです!
電車の音だけじゃない。駅で聞こえる声は?
新富町の玄関口「日向新富駅」。
電車の数も1時間に数本ののんびりした景色が広がっています。
ここで耳をすましたいのは、「切符販売の声」。
券売機や、自動改札機が導入されていないため、電車に乗るには、窓口で切符を買う必要があります。
利用客: 「宮崎駅までお願いします」
駅員さん: 「370円です」
という会話の貴重さ、伝わりますか?
広大な海の音に耳をすませる
駅に降り立つと、どことなく寄せては返す、「あの音」も聞こえてきます。
実は、新富町は広大な海岸線が広がる海の町でもあるんです。
駅から海まで、直線距離で約1キロ。
広大な海で、波の音を聞きに行きましょう!
ウミガメがやってくる音が聞けるかも?
この浜は、富田浜という日本でも有数のウミガメが産卵にやってくるスポットです。
6月頃に、深夜まっくらの浜を訪れてみると、ザッザッとウミガメの歩む音が聞こえるかもしれません。
全ての会話が中断する、ものすごいアノ音
はじめて新富町を訪れた方が間違いなく驚くのが、空に響くアノ音です。
会話を中断せざるを得ない程の音・・・それは、「航空機の音」。
新富町には、航空自衛隊の新田原基地(にゅうたばるきち)があり、日々航空機の訓練が行われています。
飛行時間には制限があるため、時報代わりに活用している人もいるのだとか。
声が聞こえなくなるので、会話も中断してしまいます。
来てみないと分からない「音」を体験
音を、文字で伝えてみました。
いま、想像していただいた音より。だいぶにぎやかなんですよ。
この他にも、豊かな音がいっぱいの新富町。
ぜひ「耳をすませに」来てみて下さい!