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東京都あきる野市に、1万株のあじさいが咲き誇る「南沢あじさい山」があります。
東京でも有数の自然を楽しめる観光スポットが、消滅の危機に直面しています。
花咲かじいさんが47年間植え続けたあじさい山
南沢あじさい山は、山の中を約1万株のあじさいが咲き誇り、様々な色で満たされた幻想的な光景が広がる場所です。
実はこの景色は、南澤忠一さんただひとりの手によって、47年かけて作られました。
地元からは、「ちゅういっちゃん」と親しみを込めて呼ばれる、まさに現代の花咲かじいさんです。
朝4時に起きて手入れをする日々
綺麗ですね〜って言ってもらえるのが嬉しくて嬉しくてな。気がつくと夢中になってたよ
と語る南澤さん。
87歳になる現在でも、毎朝4時からあじさいの手入れをしていると言います。
東京屈指の美しい景色は、たったひとりの手によって47年間守り続けられたのです。
地元の景色を守る。26歳の挑戦!
あじさい山の継承者となるべく強い覚悟を持って、信頼できる仲間たちと共に手を挙げました。
と語るのは、地元で飲食店の経営、アウトドアイベントの企画・運営を行う高水健さん。
あじさい山を守る南澤さんも高齢となり、このままではあじさい山が守れないとなる中で、「思いを受け継ぎたい」と決意し、プロジェクトを立ち上げました。
持続可能にするために、多くの費用と時間が必要
あじさいのシーズンは、約1ヶ月。しかし管理は1年中しなければいけません。この労力の確保がネックとなっているからこそ、続けることができる仕組みづくりが必要です。
と語る高水さん。
現在この取り組みは、運営費用や苗の費用など、必要経費の一部をクラウドファンディングで募集しています。
「あじさい茶」の開発など、関連した商品開発も行いながら、未来に残す仕組みづくりをすると言います。
地域づくりのバトンを受け継ぐプロジェクト。今後の展開にも注目が集まります。