昭和51年2月に国の伝統工芸品として登録された西陣織。意外と知らない!? 西陣織についてまとめてみました。
「西陣織」の由来は応仁の乱
日本に残る伝統工芸品の多くにはその土地の名前がついていることがありますが、西陣織は少し特殊。
織物作りで栄えていた京都北西部の一帯が応仁の乱後に「西陣」と呼ばれるようになりました。これは応仁の乱※の際、西軍の陣地が置かれていた場所であったことに由来しているそうです。
※応仁の乱…東西両軍に分かれ、京都を中心として11年間にわたり争われた乱。
地名ではないため、西陣がどの地域を指すのか明確な境界はありませんが西陣織にたずさわる業者は今でも京都市街の北西部に残っています。