高知県山間部に、「苓北(れいほく)」と呼ばれる地区があります。
苓北(れいほく)は、高知県大豊町、本山町、土佐町、大川村の4町村から成り立っており、地域の約9割が森林。
宅地面積は0.4%という山村地域です。
ここでは例年移住者が増えており、調べによれば毎年30〜40世帯が移住しています。
苓北地域の移住支援団体の中心となっているのは「NPO法人れいほく田舎暮らしネットワーク」。
なぜ今苓北地域が移住先として選ばれるのか、代表の川村幸司さんにお話を伺いました。
移住者による、移住者のための移住支援団体「NPOれいほく田舎暮らしネットワーク」
川村さんはもともと高知県土佐町の出身。
県外の大学卒業後、京都で生活をしていましたが、子供が生まれたことをきっかけに「自然環境の良いところで暮らしたい」と思い立ち2006年に土佐町へUターンをしました。
移住してから5年近くはボランティアとしてNPO法人れいほく田舎暮らしネットワークに関わっていた川村さん。
最初は地域に自営業の方が多いことから、空き家案内をされていたそうです。
その後、県からの助成金が出ることが決まり、今では本格的な事業として移住支援を行っていらっしゃいます。
ご自身もUターン経験のある川村さんに、苓北地域が移住先に選ばれる理由を聞きました。