蒜山には3つの”白”、3白(さんぱく)と呼ばれる産業がある。
その産業とは、牛乳の白、お米の白、大根の白の白い農産物の色をとって3白と呼ばれている。
昔から3つ白い農産物が蒜山を支えてきた産業だったのだ。
そのうちの一つ大根。この大根は「蒜山大根」のブランドで知られている。
なんで蒜山で大根が産地に?
とはいえ、産地の蒜山大根の歴史はまだ新しい。
蒜山の道の駅のウェブサイトにはこうある。
戦争後に“みの早大根”を作ってみたところ、大変好評でその後多くの生産者が生まれ、昭和39年(1964年)には農林省が、当時の蒜山三村(川上・八束・中和)を、大根の指定産地に公認したことから蒜山大根のブランド化となりました。
この蒜山大根は品種が蒜山大根ではなく、産地の名を冠したブランドとなっています。
産地としては比較的新しい蒜山大根。
新しい産地なら他の地域に無い良いものができている証拠だ。
運良く取材中に蒜山大根を収穫している農家さんがいらっしゃったので話を伺った。