畳やござに使われている「い草」、い草製品は古くから日本家屋の重要な要素であり、日本人にとって身近なものです。
岡山県ではい草産業が古くから発達しており、今も日本一の加工技術を誇っているということはご存知でしょうか。
熟練された職人の技により、岡山ではい草を使用した様々な工芸品が現在も作られています。
海外にも進出中
その製品は岡山県内、日本国内で愛用されているのはもちろんのこと、古くから海外にも輸出され、愛されてきました。
今回は岡山県のい草製品の魅力についてご紹介します。
長い歴史をもつ岡山県のい草産業
岡山県南部にある早島や倉敷周辺エリアでは、中世、江戸時代の頃からい草が栽培され、い草産業が発達してきました。
最盛期の昭和40年前後には日本一の生産量、品質を誇り、国内はもちろんのこと、海外にも輸出される程でした。
依然として加工技術は日本一
その後、現在では産業構造や生活様式の変化、さらには海外産の製品が国内で流通し始めたことも影響し、生産量は少なくなりましたが、依然として加工技術は全国一を誇っています。
今でも岡山県内では伝統的な技術を受け継いだ職人たちが、日々い草製品を作り続けています。