シンガポールで展示会イベントの企画を手がけるvivid creations。代表取締役の齋藤真帆社長を中心に若いパワーと独創的なアイデア力で日本の良さをシンガポールに伝えることをミッションに掲げて活動を行っている。
商品が100あれば、100通りの魅せ方が有る
vivid creationsのサービスは、「まずは、展示会にでる」という、横並びの海外進出ではなく、企業にあわせたシンガポールでの展示会イベントの魅せ方を企画提案する事が特長だ。
情熱をかけて育てた商品が、大きな展示会ホールの中のone of themで終わってしまうという、日本企業の海外進出の典型的なパターンを打ち破るきっかけになりそうな予感を感じる。
例えば、富裕層向けの美容コスメ商品の展示会ならば、シンガポール法人の強みを活かしたリサーチ力で、ターゲットユーザーがいる場所でサンプリングを行い訴求できる。さらに、その場で、ユーザーの声が聞くこともでき、地元メディアに取り上げられることがあれば、展示会よりも高い費用対効果も見込める。
ハイセンスでセキュリティがしっかりとしたオフィスも信頼感が高い。
齋藤社長は、3月11日の震災の際にも、地元のミュージシャンを集めてチャリティーパーティ「GAMBATTE JAPAN」を主催し、地元メディアから多くの反響を得た。これからは、vivid creations主催のイベントも展開していき、シンガポールでのブランド認知度を高めていく。
「とりあえず展示会にでる」その姿勢は非常に重要だ。しかし、展示会ででても、海外バイヤーとの連携が続かず、美味しい食事を食べて終わる観光型の展示会出展の現状を解決していく必要がある。vivid creationsからは、古い慣習に風穴を空ける事ができる期待感が感じられる。
岡山県の地域活性化に意欲的な小野さん
現在は、日本人スタッフで構成し、日本企業の海外進出に特化している。今後は、地元岡山県を中心に地方自治体の海外進出の支援も行っていくvivid creationsは、シンガポールの注目日系企業だ。