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岡山といえば桃太郎の昔話やきびだんごをイメージする人も多いのではないでしょうか。
今では多くの人が愛するきびだんごですが、そもそもきびだんごの由来とはどのようなものなのでしょうか。
そもそもなぜ岡山名物に?
どうして岡山の名産物になったのでしょうか。
桃太郎が猿や犬、キジを従えて鬼退治に行ったという昔話も良く知られていますが、きびだんごと桃太郎伝説との関係についても見ていきましょう。
そもそもきびだんごとは?
きびだんごとは、日本古くから食されていた穀類のひとつである「きび」を使って作られた団子のことを呼びます。
最近ではきびだけでなく、もち米を混ぜて作られることも増えてきました。
岡山県の地名にも由来
また岡山県がその昔、吉備の国と呼ばれており、その吉備の国では穀類の「きび」の生産が盛んでありこうした団子が作られるようになったことからも、きびだんごという呼び名が付きました。
岡山県のお土産として人気の高いきびだんごですが、そもそもはこのような呼び名の由来があったのです。
きびだんごと桃太郎伝説
きびだんごと切り離せないのが、桃太郎の昔話です。
まずよく知られているのが、鬼退治に行く桃太郎がおなかのすいたときにこのきびだんんごを食べてパワーをもらったという伝説です。
この伝説から、今でも岡山土産のきびだんごは弁当包みのように包まれたパッケージであるものが多いでしょう。
桃太郎のモデルは、吉備津彦命
またこの桃太郎のモデルとなったのは、吉備の国にお国のために遣わされた、吉備津彦命という人だとされています。
鬼退治とは、岡山県の鬼が城もしくは香川県の女木島という2説があります。
きびだんごが愛される理由
きびだんごを神前にお供えするだけでなく、商売として売り出したのは、吉備津神社の境内に武田浅次郎という人物が茶菓子として振る舞ったのが一番初めであるという説があります。
桃太郎伝説と結びつき人気に
そして桃太郎伝説により、「きびだんごは桃太郎が鬼退治をするための元気の源となった縁起の良い食べ物」としても人気を呼ぶようになりました。
きびだんごは、桃太郎が犬やキジや猿を家来にするために与えた食料でもあり、成功するために重要な食糧でもありました。
今でもその優しい甘さや柔らかい歯ごたえは、疲れを癒してくれるお菓子として子供からお年寄りまで幅広いファンに愛され続けています。