満州や北京などで食べられていた水餃子をもとに考え出されたと言われている日本の焼き餃子。
ラーメン屋さんのサイドメニューとしてだけでなく、メインメニューとしても年々存在感を増してきています。
家庭でも食べることが増えた餃子
また皮と餡から作ったり、皮だけ買ってきて餡を家で作ったり、餃子専門店などから焼いた餃子や生の餃子を家に持ち帰って食べたりすることも多くなってきました。
この持ち帰り餃子の一世帯あたり購入金額は、全国平均で年間2,004円となりますが、餃子で有名な地域ではどれくらい食べられているのでしょうか。
都道府県別では栃木県が第1位!
餃子といえば、宇都宮か浜松どちらが美味しいか、などというテレビの企画も多いほど全国的な注目も高いようです。
宇都宮では、戦前に拠点を置いていた陸軍の師団が満州と深いつながりがあったことから生まれ、かつては酢だけで食べるのが流儀といわれていて有名です。
一方で浜松では丸く並べて焼くときに出来る中央の空いた部分に、モヤシが添えられていることが特徴です。
消費量対決の軍配は・・・
これらを消費量で比べてみると、市町村別では浜松に軍配があがり世帯あたり4,314円。
都道府県別では栃木県が世帯あたり5,009円と全国平均の2倍以上の消費量となることがわかります。
宇都宮餃子の人気の秘密は?
宇都宮での餃子の人気の理由としては、陸軍師団と満州の関係といった歴史的な理由もありますが、1990年に画期的な出来事がおき、そこからの大きく人気が上昇しました。
市の職員の”たまたま”が町おこしに繋がる
市の職員が、たまたま餃子の消費量が日本全国一になっていることに気づき、餃子を町おこしの材料としようと考えたのです。
業者団体が結成されたり、駅前に大谷石の「餃子像」がつくられたりと、マスコミや芸能界も巻き込んだ宇都宮餃子人気は、ここから始まったのです。
競争の激しい宇都宮でも、人気の餃子店はどこ?
宇都宮には餃子店も多いので、どこに行けば良いのかしらという声も良く聞かれます。
人によって人気の店も違って侃々諤々ではあるのですが、特別に人気店を3つ紹介します。
人気店3店とは?
第三位:「みんみん」です!宇都宮市内にも支店が多く、宇都宮の餃子といえば「みんみん」という人も多いほどスタンダードな味です。
第二位:「正嗣」です!皮が厚くてジューシーなのが特徴。野菜の味がやさしい餃子です。
第一位:「めんめん」です!パリパリの羽がジューシーな肉汁を逃しません。
どのお店もオススメ!足繁く通ってみては?
どの餃子も、甲乙つけがたい味ですし、他にもたくさん餃子店があります。
是非、みなさんも宇都宮に餃子を食べに来てみませんか?