今年から8月11日が “山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日”・「山の日」として、新たに日本の国民の祝日に加わります。知っているようで知らない日本の国民の祝日についてまとめてみました。
日本の「国民の祝日」
昭和23年に定められた国民の祝日に関する法律によると、国民の祝日は以下のように表されています。
自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。
国民全体で祝ってこその「国民の祝日」!
日本は祝日の多い国
国が定める「国民の祝日」ですが、実は日本は祝日が多い国。
元旦 1月1日
成人の日 1月の第2月曜日
建国記念の日 政令で定める日
春分の日 春分日
昭和の日 4月29日
憲法記念日 5月3日
みどりの日 5月4日
こどもの日 5月5日
海の日 7月の第3月曜日
山の日 8月11日
敬老の日 9月の第3月曜日
秋分の日 秋分日
体育の日 10月の第2月曜日
文化の日 11月3日
勤労感謝の日 11月23日
天皇誕生日 12月23日
現在の日本の国民の祝日は年間16日。アメリカは年間10日で、地域別の違いはあるものの、イギリスにおいては国民の祝日は年間8日!
参照元:内閣府 国民の祝日について, USA gov American holidays, UK gov bank holidays
日にちが明記されていないのはなぜ?「春分の日」「秋分の日」
日本の祝日の中には明確な日にちが書かれていない日が3日あります。「建国記念の日」「春分の日」「秋分の日」の3つです。
そのうち、建国記念の日の「政令で定める日」は、2月11日がそれとして法律で制定されています。では春分の日、秋分の日はというと…。
毎年、前の年の2月まで正式決定されない!
国立天文台によると、春分点、秋分点と呼ばれる点を太陽が通過する瞬間を「春分」「秋分」と呼び、これによって春分の日、秋分の日が決定されており、そのため、年に応じて祝日の日が変わることになるのだそう。
前年の2月に官報に暦要項が掲載されることで正式に祝日の日が決定されます。
とはいうものの、”もっと先の祝日まで教えて欲しい!” という声も上がっているようで、国立天文台では計算で導き出した2030年までの「春分の日」「秋分の日」を参考としてホームページ上に掲載しています。
参照元:国立天文台 質問 何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?