日本人にとって1,300年以上も前から日常の中にあった「元号 (年号)」。大化の改新後から現在までの日本の元号の数は250にのぼるそうです。過去の元号を見てみました。
明治時代以前は元号を自由に変更できた!?
明治1年、天皇1代の元号をひとつだけとする「一世一元の制」が定められました。
実はそれ以前の日本では、天皇1代の間に数回元号が変わることも。地震や火事などの厄災を機に元号が変わったり、将軍の死去に伴う変更があったりもしたようです。
1度は削除されてしまった日本の「元号」
敗戦後、日本の元号制はGHQの意向で削除されてしまいます。これは “元号制が天皇を権威として認めることになる” という理由からだったそうです。
敗戦を経て一度削除されてしまった一世一元制ですが、1970年代に各地で運動が起こり1979年「元号法」として制定され、 “元号は政令で定める”、”元号は皇位の継承があった場合に限り改める” という2点が定められました。
参照元:朝日新聞 2016年8月8日の記事