日本は、狭い国土にも関わらずアメリカについで世界で2番目にゴルフ場の多い国です(2015年4月時点:世界の7%)。
そんな日本の中でも特にゴルフ場が多いのが栃木県で、2014年末のデータでは、ゴルフ場の数(171コース)でも、人口に対するゴルフ場数(8.58コース/10万人)でも、さらにゴルフ練習場の数でも(85軒)日本で1位となっています。
東京からも近く人気
東京からアクセスが良く、リーズナブルな値段でプレーできることもコースが多い理由の一つですが、ギネスブックに掲載されるような特徴あるコースがあることも魅力です。
戦前からあるゴルフ場!那須ゴルフ倶楽部
神戸に日本最古のゴルフ場が1903年に開設された33年後、栃木県で最古のゴルフ場、那須ゴルフ倶楽部が開設されました。
開設の際には、朝鮮王朝の血をひく李王殿下が始球式をつとめ、三笠宮殿下とプレーをされたのだそうです。
戦後に復活
第二次世界大戦の時期には一時営業をやめ陸軍療養所の耕作修練場となりましたが、1949年に営業を再開し今に至ります。
その後も、ゴルフブームやバブル崩壊などが起こりますが、家族的な親近感をもつ会員とコースを愛する従業員により営業を続けています。
ゴルフコースの特徴は?
ゴルフコースは、標高900mの山麗ならではの起伏を生かし、池が一つだけというハザードの少なさが特徴で、高地の山風がハザード以上の難しさを演出しています。
プロゴルフトーナメント最多開催を誇る那須小川ゴルフクラブ
2016年時点で、栃木県のゴルフ場でプロトーナメント開催実績最多の20回を誇るのが、那須小川ゴルフクラブです。
1982年から2001年にかけて、那須小川レディスが開催されたゴルフ場で、バックティーのコースレートが72.4を誇ります。
チャレンジコースとトーナメントコースの2コース36ホールを持つゴルフ場は、トーナメントコースにも関わらず手ごろな値段でプレーすることができるとあって、ゴルフサイトの人気ランキングでも常に上位に選ばれています。
コンセプトは「ちょいムズ」
「ちょいムズ」をコンセプトに設計されたコースのグリーンは、芝を短く刈り込み少しの油断でカップを大きくオーバーします。
なので、上級プレーを目指す客からも好評です。
ギネスにも掲載された超ロングホールが魅力の皐月ゴルフ倶楽部
皐月ゴルフ倶楽部は、都心から電車で80分程度でアクセスできる手軽さも魅力のゴルフコースです。
皐月ゴルフ倶楽部は佐野コースと鹿沼コースの2コース45ホールが用意されています。
コースの組み合わせで難易度が変化
佐野コースの7ホール目は全長964ヤード、Par7を誇る超ロングホールで、ギネスブックにも掲載されました。
谷越のショートホールなど、本格的なコースとなっており、バックティーでのコースレートも74.8と栃木県でトップなだけでなく、関東でも3位以内にランキングされる難しさです。
鹿沼コースも、アップダウンを生かした個性的な27ホールの内、18ホールをまわる様になっており、組み合わせで楽しさが変わります。