巻き寿司の「かんぴょう巻」でお馴染みの「かんぴょう」。
どうやって作られるかご存知ですか?
実は、ウリの仲間であるユウガオの「ふくべ」と呼ばれる果実をひも状に剥いて乾燥させた食品です。
そんな「かんぴょう」がスピーカーとコラボレーションしました!
「畑で採れたスピーカー」が誕生!
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栃木県南部は、日本のかんぴょうの8割以上を生産している一大生産地です。
そんな栃木県のオーディオメーカーが、ふくべを活用したスピーカーを生み出しました。
このなんともユニークな見た目は、ふくべを乾燥させ、中をくり抜き、2つのスピーカーユニットが入っているからこそ。
バイオリンに使用されるものと同様のニスを塗り、布地でスピーカーユニットを安定させるなど、ジョーク製品に陥ることなく、音質も追求しています。
ちなみに、ふくべは古来より音響の良さで知られる果実。
古代のアラビアの楽器にも使用されていることでもわかります。
2年前から開発を試行錯誤し、ついに製品化にたどり着いたという「かんぴょうスピーカー」。
発表以来、現在でも問い合わせが相次いでいるといいます。
特産品のアピールとプロダクトのクオリティが同居
かんぴょうスピーカーは全て手作りで生産されており、生産ペースは、1日1個。
年間の販売目標は、365個だとしています。
畑の姿そのままにスピーカーになるため、一体一体形がことなっていることも評判の理由だといいます。
この商品により、栃木県産のかんぴょうの知名度アップにも期待がかかります。
県産品をPRにつながる、変化球とも言える今回の商品。
展示会などにも出品されるとのことなので、気になる方は音色を聴きにいってみてはいかがでしょうか。