被災地のために、大学の枠を超えて。
震災で被災された人々のためにできることは、たくさんあります。ただ、現地の状況に応じて、現地の声をきちんと聞くということがとても大切です。東日本大震災の際、多くの人がそれを実感したと言います。
最初にできることの1つとして、募金活動があります。
秋田の大学生200人、熊本地震の被災者のため募金活動
秋田県の学生が、大学の枠を超えて募金活動を始めました。
日本赤十字秋田看護大、秋田大、国際教養大(いずれも秋田市)の学生ら約200人が合同で熊本地震の義援金を募っている。26日は12人が参加し、同市上北手猿田の日赤秋田看護大で協力を呼び掛けた。
□出典:河北新報オンラインニュース
この背景には、東日本大震災の経験があると言います。
いまできるベストを模索し支援する
今回の活動に参加している学生の多くは、日赤秋田短期大の及川真一助教が開いている防災キャンプの参加者だそうです。
支援方法を探る話し合いで現地でのボランティア活動も検討したが、現場でのマッチングがうまくいかなかった東日本大震災の教訓を踏まえて募金から始めた。
□出典:河北新報オンラインニュース
色々な人が考え抜き、それぞれがベストだと考える行動を積み重ねていけば、現地で被災されている人々にとって必要とされる支援に繋がるのだと感じました。
東日本大震災の被災者が、支援する側に
東日本大震災が発生した際に中学生だった子どもたちが、大学生・社会人などになっています。
自分が経験したことへの想い、そして、その時に支援してもらった気持ちは、とても強い。それが、熊本地震の被災者に対する支援の気持ちに繋がっています。
感謝のバトンが、次の人たちに1つずつ渡っている日本という国は、とても温かい国だと感じます。